走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

辛抱は辞書にない

2019年03月28日 | 仕事
この彼、血管外科は血流がしっかりあるから、凍傷になった部分が自然に落ちるまで待ちましょう、ということになっていた。

指が落ちた、抗生剤が必要と電話を入れてきた彼。????ちょっと早すぎるではないか?

で診察に来た彼。傷口を見てもう一度聞き返す。指が落ちたのではなく自分で切り落としたのではないか?

なかなか落ちないから自分で切り落としたんだよ!

ひえええええええー骨が露出しています。さぞかし痛かったことでしょう。

あれだけ言っておいたのに、、、引きちぎったり、つっついたりせず辛抱して待つように、と。

今までは指の柔らかい部分をなくす可能性だったけど、骨が感染したら親指全部はもちろん、もっと なくす可能性もある。あーあ、どうして私の患者たちは、、、、と首を横に振る日でした。


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