走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

マダニとライム病

2019年05月14日 | 仕事
週末のオフローディングの前は勉強会。その中で学んだ事。

ライム病

試験に頻繁に出る疾患なのでよーく知っているのですが、今回知ったのはその病原菌を媒介するマダニについて。

この病気が多いのは北米大陸でも東海岸。特にケンタッキー州やニューヨーク州。西海岸でも稀に見られるけれど、東部に比べて比にならない程。なんとマダニはマダニでも太平洋側のマダニと東部では種類が違うのだ。それを知らなかった。

このマダニは寒さに弱い。しかし近年の温暖化によりその境界線が北部へ広がっているからライム病が増えるニュースが夏を前にして流れていた(夏は避暑で森を訪れる人が多いから) ばかり。タイムリーな話題だった。

で、そんな勉強会の後に行った林の中。自然に囲まれて鳥のさえずりを聞き、心が洗われるのだが、ふくらはぎや腕が痒くなると、あのスライドで見たマダニが3-4日(蚊のようにすぐ吸い上げて逃げたりしません。しっかりくらえついて時間をかけて血を吸い上げます)かけて丸々と血液で大きくなる写真を思い出し、慎重に自分の肌を観察してしまう。医療職にあるある一種の職業病ですわ、、、

で、このライム病北米やヨーロッパだけと思っていましたが、日本にもあるんですね〜〜
森林へ出かけるときは肌の露出を避け、虫除け材も使って感染を避けましょうね。


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