走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

続く医療過疎への対策

2022年03月20日 | 仕事
先日のブログにTwitter会話のまとめブログ。
こちらは @somasaiko さんと。「」なしは私。

「自宅からで問診が全然ないのは心配ですね。でも距離が通勤も大変だしすごく課題が多い。」

いえいえ、これからもバーチャル診療は続きます。ただし、対面は絶対行い!と看板書きは3年後にはできなくなる。対面はできないから、とスタンダードに見合いプラクティスをなくすための措置です。

「ケベックでもバーチャル診療とバーチャル入院はあります。医学部がある大学が南側に集中していて、マギル大学が遠方の北西部の負担をしているので活用されてますね。」

バーチャルの良い面も今回注目されたけれど、その反面、、、が浮き彫りになり、介入が必要になったというわけです。患者の健康が害されてはたまりませんからね。しかしカリブ海クルージングの話には驚いた。

「きちんと仕事をこなせるならクルーズ中でも良さそうですけど、見極めが難しいですよね。呑みながら仕事やっつけている医師もいそう。心配なのは読影の分野がかなりバーチャルが進んでいて、結果を早く出したmlのが勝ちみたいな感じなので結果が少し恐ろしいなと思います。」

「言葉が足りなくて。800kmくらい離れたところに住む人が専門医にかかれるのはいいことなのですが、全てか把握できるわけではないので。手術や治療をしましょうとなった段階で、実は下肢に静脈炎があるとかしばらく対面でないと汲み取れない課題とかあるでしょうね。」

そうそう、そうなんです。ビデオや写真には限界があって、実際間近で見てみると他のものだった、とか見逃しってあるんですよ。六感が働きにくいってことかも。



とここまではTwitterでのやり取り。カナダは広大で医療過疎の距離も半端ではないからバーチャルケアのネットワークは大事です。取り組みの人数が増えてこれからもきっと良い方向へ動いていくと思っています。問題点を洗い出しで安全ネットを増やしていく。国民の健康向上とより安全な医療の提供は医療者の課題ですから。


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