先日オンラインのレジメを聞かれ、どこの媒体を使っているか覚えていなくて、自分の名前を入れたら出てくるかも、と名前をアルファベットで入れた。いわゆるエゴサーチと言うもの。
で、見つけたのが星評価。免許を管理する団体や保健機構はしないが、プライベートなサイトが医師や医療者を評価するサイトを作っている。で、私の名前に投票は2票。公務員用のサイトで看護師時代からの記録がある。
2票とは少ない。しかし自分が対応している患者層を考慮すると、まあこんなもんだろうと思う。インターネットアクティビティーをする人は少ないから。
さてこのような場所に入力する人ってどんな人?FBとかGoogleでレストランやホテルの評価を書くように催促がきたりしますが私は書かない派。めんどくさい。一個人の評価を誰が気にする?商売の売上や存続には関与したくない、てなところが私の理由。もちろん書けば書くほどポイントが貯まる、とか社会に貢献している気分になる人もいるだろう。
さて、商売とは異なり医療者や公務員の評価は?感謝の言葉より怒りの言葉が多いのでは?だって医療の中で患者はどうしても弱者の側になるのが昔の医療システム。医師は絶対的存在で患者はそれに従うかどうかでアウトカムが変わる。私はそのようなシステムより患者を中心としたチーム医療を目指していて、特に患者のEmpowermentを促しています。でも完璧ではありません。勘違いされることもあるし、患者側の要求を鵜呑みするのがEmpowermentだとは思っていないので要求を拒否することだってあります。
おっと話がずれました。医療や公務員の評価を記入する人の多くが自分の言い分が通らなかった悔しい思いをしている人。よって文句が溢れる率の方が高い。私の評価も然り。2票は星5段階の1と1.5。一つは匿名で一つは本名で。で、名前を見ると昨年私のレビューを要求した方。レビューの結果は本人に知らされていて、私の患者ケアには何も落ち度がなかった。悔しかったでしょうね。自分の言い分が却下されたのだから。勘違いに次ぐ勘違い。私が検査しなかったのではなくて、貴方が行かなかった。書かれている内容から勘違いは勘違いのままとわかる。
まあ、匿名で酷いことを書きまくる輩が増えている世の中で本名で記入したこの方の度胸は誉めたい。そして改めて思う。いつも誰かに評価される。そう言う職業をしているのだな、と改めて考えさせられた。そして自分も人間。正直言って、こんなことが書かれて良い気分にはならない。でも患者の多くが感謝の言葉を対面で伝えてきてくれている。だからこんな些細な事は気にしない!と言い聞かせるのであった。