走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

ケアのAI化

2022年11月29日 | 仕事
うううう、寒い。本日の最高気温4度。最低気温マイナス2度。昨夜降った雹がそのまま残っていました。昨日大量の落ち葉を片付け(人間が入れる大きさのバケツ5杯分)ておいて良かった〜。明日から平地でも雪だそうです。本格的な冬が始まります。
冒頭写真は我が家の裏庭の落ち葉拾いの前。そしてこちらが後。





そんな寒いカナダとは異なる暖かい日本の話。今月参加した学術集会のお題。ケアのAI化。

へー、研究しているんだ、と興味深く聞きました。しかし一筋縄ではいかないようで。そりゃそうでしょう。人間の複雑さ、そして看護の複雑さを考えるとそうでしょう、と思う。以前書いたブログはこちら。

看護とテクノロジー - 走るナースプラクティショナー   ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

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母校の看護学部100周年のシンポジウムへ行ってきました。いやー良かった。非常に興味のある内容で色々考えさせれました、半日でした。お題はテクノロジーやAIなどなど。いま...

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で、思うのですが、看護ケア分野でのAI化は時代と逆行しているのではないでしょうか?現代医療の潮流は個別化した質の高いケアの提供。複雑な人間と看護をAI化させるときに必要なのがシンプル化(もしくはストリームライン化)。つまり傾向をある程度の一方向で括る事。大きな牧場で牛の大きさで仕分けされる分別場に並ぶ人間たちを想像してしまいます。

医療の専門性が極まり医療はサイロ化していき、その合間で適切な医療を受けられない人たちの苦しみを繰り返すのですか?と聞きたい。貴方はどう、思いますか?

サイロ化についてはこちら

医療の細分化 - 走るナースプラクティショナー   ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

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医療費の増加は世界中の問題だ。もちろん私が働いている公共の機関とて同じこと。効率よく予算を使い最大の効果を出すことに躍起だ。しかし、そのせいで医療がどんどん、サ...

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