シリーズ3日目。
患者が信頼を寄せている医師は薬物依存医療の知識がないからとドアを閉じた場合の最悪のケースを考えてみよう!
定期検診に来なくなる。
妊娠中の異常に気づかず早産や死産の可能性。
1人で自宅出産してしまう可能性。
胎児が必要なケアを受けられず出産後に死亡してしまう可能性。
前置胎盤などがあれば妊婦自身も死亡の可能性。
確かに薬物依存者の出産はハイリスクで、それ自体が胎児に及ぼす危険性が高い。だから特別なケアが必要。この医師が言うことは正しい。しかし信頼を寄せている医師から断られる事はこの妊婦にとって医療全体から拒絶されたと思われる可能性がある。コミュニケーション力に長けていない人にとって、他の医療者と繋がる余力はあまりない。よって最後の綱であった信頼を寄せる医師の拒絶は医療へのアクセスが断ち切られる図式になる。そうなると薬物依存による胎児の影響だけではなく、先に上げたような危険性が発生し、リスクは比較にならないほど高くなってしまう。
よって
ないよりはマシ。
最悪の状況を回避するためにはベストではないケアであっても行うべき。
これがハームリダクションの考え。
続く
患者が信頼を寄せている医師は薬物依存医療の知識がないからとドアを閉じた場合の最悪のケースを考えてみよう!
定期検診に来なくなる。
妊娠中の異常に気づかず早産や死産の可能性。
1人で自宅出産してしまう可能性。
胎児が必要なケアを受けられず出産後に死亡してしまう可能性。
前置胎盤などがあれば妊婦自身も死亡の可能性。
確かに薬物依存者の出産はハイリスクで、それ自体が胎児に及ぼす危険性が高い。だから特別なケアが必要。この医師が言うことは正しい。しかし信頼を寄せている医師から断られる事はこの妊婦にとって医療全体から拒絶されたと思われる可能性がある。コミュニケーション力に長けていない人にとって、他の医療者と繋がる余力はあまりない。よって最後の綱であった信頼を寄せる医師の拒絶は医療へのアクセスが断ち切られる図式になる。そうなると薬物依存による胎児の影響だけではなく、先に上げたような危険性が発生し、リスクは比較にならないほど高くなってしまう。
よって
ないよりはマシ。
最悪の状況を回避するためにはベストではないケアであっても行うべき。
これがハームリダクションの考え。
続く