走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

貴方の未来

2020年05月20日 | 仕事
昨日の補足

「‥先進国では医療の発展に伴い、看護職をシフトさせていく必要性に迫られました。それと同時に准看護師、介護士の業務も進化しました。‥」と書きました。

文面を読み返すと第三者の手によって嫌々とか無理矢理感がありますが、そうではなくこれをチャンスにして看護師自身が変わっていった、とした方が適切だと思います。少なくとも「医師に言われて」ではありません。 以前に書いたようにアメリカやカナダでは看護は学問として認められ、看護職はプロフェッショナルとして認められて、カレッジ(免許登録団体)によりその質は保たれ(英語でレギュレーションと言います)ているから、医療職として同じ土俵に立てるのです。認められたのは看護師がそれを長い年月をかけて獲得したのです。

日本でそうでない理由でよく聞くのが、国民のヘルスリタラシーが低くい、患者中心の医療の文化がない(医師を頂点とする医療)、誰も看護師を認めてくれない、など。

あああああ、みな人のせい。

誰かが認めてくれるまで、誰かがやってくれると他人任せ、もしくは夢みたいな事言わないで、ここは日本だからと諦め的態度、私が勉強不足だからと個人責任主義、これでは日本の看護界は変わりません。貴方が何か始めないといつまでたっても変わらないのです。看護協会へ年間費を支払っているのなら、リーダーとしてやるべきことをやって欲しいと迫って見てはどうですか?大学や大学院の教育で自分の疑問と向き合い、教授たちを巻き込んでみてはどうですか?

If you want to change feature, you have to disturb now

好きな言葉です。変化を求めるのなら今を壊さなければならない。一人一人はちっぽけに思えても数が集まれば大きなうねりになります。貴方の職業で、貴方の未来である事を忘れないでください。


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