1週間に一度の更新にすると書きたいことが溜まります。忘れないようにメモをしておくべきですが、その時間すらもなく、、、。
シリーズもの3日目。
プライマリーケアを変える時にスムースに移行できる人には何でもない話です。しかし高齢であったり、障害を持っていたり、精神科系疾患や生活習慣病を複数持っている人にはかなりのチャレンジです。
難しくなれば、安定していた状況が悪化することだってあります。今回私は辞職して、その後を継ぐ人は今のところ決まっていません。よって患者全員へ新しいプライマリーケアを探してください、の手紙を渡さなければなりません。
この事実も辞職を躊躇していた理由です。10年かけて築いたケア。途切れれば患者がどうなるかわかっているから。
こうならないように後輩を育てて、いつ私が病気や事故で仕事ができなくなっても患者はプライマリーケア孤児にならないシステム作りを随分前から画策してきました。しかし予算が獲得できず夢叶わず。そうこうしているうちに自分の辞職となったのです。とても悔しい。
上司は仕方がない、の一言です。本当にそうなのです。カナダ中が医療者不足で誰もが多方面に引っ張られてギリギリの線で働く時代に、私の患者を守ってくれるNPなんてどこにもいません。
続く。
冒頭写真:玄関。靴箱を作ったり、段差をつけてもらったり、ドアそのものも相方が作ってくれました。家族でデザインをあーだこーだと話合い、、、、思い出はあちこちに。