回復へのプロセス

塩が自然に形を作っていきます。不思議ですよね。食卓塩と同じと書いてあったので舐めてみたら本当にそうだった。



先日のビラ配りの効果は？ゼロでした。イベント5日前に張ったってそりゃあ効果は薄いでしょう。しかし内容はいつも通り良かった。今回2度目に来てくれた家族の方と話をしました。母親と弟をオーバードースで亡くしています。彼女自身はキャリアがあってちょっと有名な方です。

彼女が言います。最初は戸惑ったけど、参加して良かった。公の場で話す事で母と弟の死を無駄にしていない、何かしているんだって思えるようになってきた、と言います。依存の深みに入っていく家族に対して無力だった後悔がほぐれていくような。

負から正への経験へ。健康的な回復へのプロセスでもあると思います。

そして改めて思います。医療者にとって患者や家族の声を聞く事がどれほど重要か。個々の経験を聞いて未来のケアに活かしていく。人類の発展がそれの連続であるように薬物依存治療もそうなるように、、、。