走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

国際学会で発表するとは その5

2024年09月22日 | 仕事

シリーズもの5日目


今日からは気になったプレゼンについて書いていきます。紹介したいものが沢山あって、どれから書くか迷うけれど、、、


まずは同じセッションに出ていたフランスの Christophe Debout 博士の発表。


題名は Introduction of advanced practice nursing in the French health care system: a historical study






以前に書いたように、典型的な研究以外の発表もの。詳しくフランスのAPNの歴史をわかりやすく話している。全体の歴史。フェイズを4つに分けて、それぞれの後押し要因と、チャレンジ要因を看護以外と看護内で整理してあった。







フランスも日本のように看護界内部からの反対派がいた。その理由を分析しているところが素晴らしいと思った。この点を日本も真似できるのではないだろうか?






そして今でもコンセンサスがAPNの団体間で得られていないことも言及していた。日本だけではない、他の国も同じ問題にぶつかっている。しかしそれを言及できる国とそうでない国では将来に大きな差が出るだろう、と私は感じました。


A historical method using both diachronic and synchronic approaches by document analysis


どなたかこの日本バージョンをやってみませんか?未来を創る時、過去の整理はとても重要になります。


続く


冒頭写真: ディーンビレッジ。中庭の洗濯物を干す場所。洗濯泥棒はいないのかな?平和だわ。


帰国後すぐに職場の食事会(NP2名と医師8名。2人欠席だったので、10名の医師とNP2名の職場で只今働いています)、そして翌日はオンラインで仕事。時差ボケでボケボケしていましたが、ようやく夜中を通して就寝することができて体調が良くなりました(と言い切りたい)〜




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。