走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

international overdose awareness day

2020年09月01日 | 仕事
日本は本日より9月1日。カナダはまだ8月31日。8月31日は

International Overdose Awareness Day

対岸の火事ではありません。貴方が知らないだけで麻薬に依存している人は大勢います(癌の痛み治療以外の理由で)。ホームレスだけの問題ではなく、学生にも、立派に仕事を持っている人にも、主婦だって、高齢者だって依存者はいます。

依存者のイメージは目がうつろで注射痕が沢山あって、、、と、これはメディアが作り出したイメージ。本当の姿は貴方と同じで全く区別がつきません。

麻薬を使用する方法は4つあり、注射はそのうちの一つ。それ以外の方法で使用している人は注射痕なんてありません。他の使用方法は安全、と勘違いをしている人。使用方法が注射以外でも死亡します。

依存を恥じて家族や友人から隠れて使用する人は大勢います。これがオーバードース(OD)で死亡してしまう1番の原因です。OATやBC州に於いてはセーフサプライまで処方できるようになっています。

闇で違法薬を購入する必要はないのです。是非家庭医やナースプラクティショナー(NP)、薬物依存医療のクリニックを訪れてください。家族や友達もそれを支えてください。素人が辞める事を依存者に説いても解決にはなりません。

BC州はまだまだパブリック ダブル エマージェンシーです。





コロナよりODで亡くなる人がずっと多いのです。コロナのパンデミック以来その数は上昇を続けています。それはコロナによる孤立化と言われています。

こんなアプリもできました。

多くの人に教えてあげてください。


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