衆院選があるのでSNSでも関係のあるものが見かけられるようになりました。私は講演する時やブログでも民主主義国家ならば国民の義務そして権利で選挙への参加するべきであり、プロフェッショナルとしても政治的参加が重要だと唱えてきました。
しかし、もしかしたら何か勘違いをされている方がいるかもしれないので、その辺りを説明したいと思います。
私はNPとして働いていいますがその背骨にあるのは看護論です。看護の中で重要な役割にアドボカシーがあります。以前書いたブログはこちら。日本の看護界ではアドボカシーと言うとミクロレベルの事を考える方が大勢おられます。学士教育ではそれで良いのです。しかし修士以上の教育を受けた看護師はマクロレベルでアドボカシーを考えられる人たちです。先のブログの中で書いたように、その活動の中で医療アクセスの不公平さ(今読んだらブログの中で不平等と書いていましたね。大きな間違えです)を是正するためにポリシーチェンジを行っていける人材です。ポリシーは政策とか法律とか大きなものがメインとなります。私も時折地元の政治家や働いている保健機構のお偉いさんから意見を求められるので、それに対する活動はここに入ります。APNやスカラーの中には州政府や国の政府に招かれタスクチームに参加することや会議で専門家としての意見を求められることもあります。こう言う活動にタイムリーに対応、情報提供できる事がマクロレベルでのアドボカシー活動、つまり政治的活動です。
とこれまでは患者に対するアドボカシー活動を書いてきました。NPはBC州でも新しい職種なのでそれを発展させていくためには、NPに対するアドボカシー活動も必要になってきます。それが3本柱の3本目と呼ばれているもので以前に書いたブログはこちらです。NPの団体がNP会員の声を代表して活動する。BC州では5人がキッチンで活動を始め、今では大きな団体に育ちました。初代会長は今BC州政府の保健機構の事務技官となり中からNP確立活動を行っています。これも政治的活動となります。日本も政治システムは似ていますよね。各省庁の事務技官は選挙で交代するのではなく、省庁で働く人たち。
さあ、次にカナダを福祉国家と勘違いする人が多いけれど(医療と教育が無料だからと言う単純な情報で)、実際はイギリスよりアメリカ寄りのゴリゴリの資本主義国なのです。特にその中でもBC、オンタリオ、ケベック、アルバータ州がその代表の州で、資本つまりビジネスを優先させる政策が長らく行われていました。しかし有権者を裏切る形が続きBC州では近年NDP政権となりました。ビジネスより州民を優先させる、特に貧困層や労働者を優先させる政権です。政治とヘルスの関係はとても深く、世界の医療支出と健康度の関係性を表すとそれは顕著に現れます(そう言う事も大学院で学びました。マクロレンズで健康や州民を考えるとき重要な知識ですーー)。よって有権者として政党を選ぶときは政党の政策がどう州民に影響を与えるのかを一個人として考慮します。
日本の看護協会にあたるカナダの看護協会や免許を管理する団体のカレッジ(大学という意味ではありません)や教育機関がある一定の政党を推したり、あの立候補者は元看護師だからと推したりすることはありません(正看護師や准看護師の労働組合は別ですよ)。
さあ、ようやく日本の選挙の話に戻って。今までも看護師出身の議員は選ばれていましたよね。しかしそれによって何か変わりましたか?元看護師であろうと、誰であろうと、政治家の意見や願いより、日本は政党の方向性や政策が最も優先されますよね。だから何人元看護師を参議院や衆議院へ送り込んだって変わりませんよ。それより皆さん目を覚ましてください。長い間政権を握ってきた政党が日本の医療をどう形づくり、そのために今国民たちの健康が脅かされているのか?そこを吟味しなければならないのです。良い例がコロナ禍です。感染率は他国に比べて高くないのに医療崩壊が起こり自宅で医療を受けることなく死亡された人々。何故このような恐ろしい事が起こったのか?システム的に見直す必要があるのです。ここに政策が大きく関わっていることを、国民のアドボカシーとして意見する事ができるのがAPNやスカラーなんです。そして一国民として投票するべきなのです。
人や国が動くとはこのような事なのです。選挙権を放棄して政治家を甘やかしてきたから今のような事態が起こるのです。それを変えるためにも是非各立候補者の政党政策を吟味してください。そして選挙権を活用してください。そこから始まります。
しかし、もしかしたら何か勘違いをされている方がいるかもしれないので、その辺りを説明したいと思います。
私はNPとして働いていいますがその背骨にあるのは看護論です。看護の中で重要な役割にアドボカシーがあります。以前書いたブログはこちら。日本の看護界ではアドボカシーと言うとミクロレベルの事を考える方が大勢おられます。学士教育ではそれで良いのです。しかし修士以上の教育を受けた看護師はマクロレベルでアドボカシーを考えられる人たちです。先のブログの中で書いたように、その活動の中で医療アクセスの不公平さ(今読んだらブログの中で不平等と書いていましたね。大きな間違えです)を是正するためにポリシーチェンジを行っていける人材です。ポリシーは政策とか法律とか大きなものがメインとなります。私も時折地元の政治家や働いている保健機構のお偉いさんから意見を求められるので、それに対する活動はここに入ります。APNやスカラーの中には州政府や国の政府に招かれタスクチームに参加することや会議で専門家としての意見を求められることもあります。こう言う活動にタイムリーに対応、情報提供できる事がマクロレベルでのアドボカシー活動、つまり政治的活動です。
とこれまでは患者に対するアドボカシー活動を書いてきました。NPはBC州でも新しい職種なのでそれを発展させていくためには、NPに対するアドボカシー活動も必要になってきます。それが3本柱の3本目と呼ばれているもので以前に書いたブログはこちらです。NPの団体がNP会員の声を代表して活動する。BC州では5人がキッチンで活動を始め、今では大きな団体に育ちました。初代会長は今BC州政府の保健機構の事務技官となり中からNP確立活動を行っています。これも政治的活動となります。日本も政治システムは似ていますよね。各省庁の事務技官は選挙で交代するのではなく、省庁で働く人たち。
さあ、次にカナダを福祉国家と勘違いする人が多いけれど(医療と教育が無料だからと言う単純な情報で)、実際はイギリスよりアメリカ寄りのゴリゴリの資本主義国なのです。特にその中でもBC、オンタリオ、ケベック、アルバータ州がその代表の州で、資本つまりビジネスを優先させる政策が長らく行われていました。しかし有権者を裏切る形が続きBC州では近年NDP政権となりました。ビジネスより州民を優先させる、特に貧困層や労働者を優先させる政権です。政治とヘルスの関係はとても深く、世界の医療支出と健康度の関係性を表すとそれは顕著に現れます(そう言う事も大学院で学びました。マクロレンズで健康や州民を考えるとき重要な知識ですーー)。よって有権者として政党を選ぶときは政党の政策がどう州民に影響を与えるのかを一個人として考慮します。
日本の看護協会にあたるカナダの看護協会や免許を管理する団体のカレッジ(大学という意味ではありません)や教育機関がある一定の政党を推したり、あの立候補者は元看護師だからと推したりすることはありません(正看護師や准看護師の労働組合は別ですよ)。
さあ、ようやく日本の選挙の話に戻って。今までも看護師出身の議員は選ばれていましたよね。しかしそれによって何か変わりましたか?元看護師であろうと、誰であろうと、政治家の意見や願いより、日本は政党の方向性や政策が最も優先されますよね。だから何人元看護師を参議院や衆議院へ送り込んだって変わりませんよ。それより皆さん目を覚ましてください。長い間政権を握ってきた政党が日本の医療をどう形づくり、そのために今国民たちの健康が脅かされているのか?そこを吟味しなければならないのです。良い例がコロナ禍です。感染率は他国に比べて高くないのに医療崩壊が起こり自宅で医療を受けることなく死亡された人々。何故このような恐ろしい事が起こったのか?システム的に見直す必要があるのです。ここに政策が大きく関わっていることを、国民のアドボカシーとして意見する事ができるのがAPNやスカラーなんです。そして一国民として投票するべきなのです。
人や国が動くとはこのような事なのです。選挙権を放棄して政治家を甘やかしてきたから今のような事態が起こるのです。それを変えるためにも是非各立候補者の政党政策を吟味してください。そして選挙権を活用してください。そこから始まります。
まったくその通りだと思います。
関西テレビの放映もこのブログのリンクをたどり拝見しました。予想通りの私から見ると勇気ある発言、現在の活動に感動です。ご両親は私と同じ年齢とお見受けしました。親としては心配しての意見、充分解って居ましたね。その根性も我が息子に見せてやりたいです。