走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

向き合う

2015年05月15日 | 仕事
NP学生さんは最後の自習だというのに、診察も長いし、リポートも長い、の割には患者の主訴に対しての計画の詰めが甘い。

何をしているか目的意識を持って接したら?診察も系統的に効率よく、とアドバイスしたら、

前の実習場でもっとホリスティックにと言われてと返事が返ってきた。

ホリスティックの意味を履き違えてる?

いくら時間をかけても患者が来院した問題を解決しなければ、ホリスティックにはならない。傾聴を時間をかけてゆっくり聞くと勘違いする人もそうだ。いくら時間をかけても寄り添う気持ちがなければ傾聴とは呼ばない。聞くだけでは患者が直面している問題も解決しない。医療者として何ができるのか?患者は何を求めているものは何か?常に意識を持って聴く事が大切だと私は思う。

短い診療時間でもホリスティックになれる。それは医療者の態度次第だ。真摯な態度で敬意を持って患者と向き合う。そう言う態度が大切だと思う。

実習の間に伝わるかなー?




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