あんたの事を素晴らしい医療者だと思ったが、とんだ間違いだった。あんたは貧困者の事なんてわかっていない!と怒鳴られた。
1月は貧困層にとって試練の時。12月は国全体ががGiving モードになっていて、寄付金も無料のサービスも、衣食も出回る。それが1月になるとパタリとなくなる。そして本格的な冬が来る。冬の冷たい雨は連日連夜。零度を切れば雪と氷の世界。胃袋も体も芯から凍える季節。
思い出したように、何もかもが緊急事態になる。私が冬に忙しくなる理由だ。
彼は腕の複雑骨折で確かに緊急事態だった。なのにアレンジされた診察へ行かなかった。バス代がないとか、そういう話ではない。単に忘れたのだ。ペナルティーを支払わなければ診察をしてもらえない。そのお金がない。それがどうして私のせいになるのだ?それを捻じ曲げてくれと頼まれなければならないのだ? このケースに貧困だからの言い訳は通用しない。断った結果に私は怒鳴られたのだ。
今日こそは割りが合わない!
と思った。何もかも私のせいにされたらたまったもんじゃない。電話もない彼だから、他の方法で連絡が取れるようにアレンジをしたのに、、、
そう、この「OOしたのに、、、」は曲者だ。私はこう考えるようになると切れやすい。頼むから自分の言動に責任を取って欲しい。自分は貧困だからと、座ったままで私が貴方の周りを走り回ってケアをする図は間違っている。あああああ、ここができないから貴方はそこにいるんですけどね、、、、腕を折ってあんなに腫れ上がっていてもこれがわからない貴方をどうしましょう?!