シームレスなケア その2

昨日の続き

病院の入院記録を見ると、骨盤骨折が6月の下旬、それから2度入院している。両方とも医師の指示に反して自己退院をしている。理由は妻の面倒を見なければならないから。彼の妻はこちら。

2人とも私の患者。

彼はこの3ヶ月診察の予約を入れている。しかし毎回キャンセルになっていた。気に留めていなかった。だから入院記録を読んだ時ショックだった。

私に連絡を入れてくれれば、妻を心配して自己退院することはなかった。何の為のシステムなんだ？！

現在も入院中の彼。私は即妻のケアマネに電話を入れる。夫の状況を説明し、ケアマネの計画を確認する。ケアマネは午後に妻を訪問して、夫が入院している間。日に3回、毎日介護が入るよう妻に話をすると。

その後夫が入院している病棟へ電話を入れる。患者本人とは話せず。で、次は彼あて、主治医あて、クラークあてにファックスを入れる。彼には妻のケア計画について書き、しっかり療養するように伝える。医師には過去の紹介状など、クラークにはPCPは自分なので切り替えるように依頼した。

その後妻に電話を入れ、服薬状況やうつ状況、食事摂取について質問をする。思っていたよりしっかりしていて、薬も一人で服薬できていたようだ。ケアマネがいう事をしっかり聞いて、出来るだけ介護を入れるように話した。

ああああ、3ヶ月間前に知りたかったよ。診察に来れなくてもメッセージを残す事も出来るのに、、、。どうしてしなかったのか、今度会った時に聞いてみよう！

と、まあこんな具合です。ケアマネが言っていました。私の患者は妻で夫の方は患者じゃないからカルテへのアクセスもないし、、、ケアが遅れました、と。個人情報の保護法があるからケアする人しか情報にアクセスできず。って事は多い。縦割りと言うか、、、。かと言って誰でもアクセスできると、それもまた問題になる。

そう思うとPCPの役割って大きいな〜と思います。



ラブラブの二人にハート型のサボテン！