カナダ初のバンクーバー

さすが薬物依存医療の最前線を行くバンクーバー。来週の市議会が可決されればカナダで初の都市となる。

で、何が？薬物を個人的に所持している事が犯罪とならなくなるのです。

大麻は随分昔からそうでした。そしてその大麻も合法化され、今回の違法薬物は覚醒剤や麻薬となります。市長のメッセージは

「薬物依存は疾病であり犯罪ではない」です。

歴史的に司法的な介入が主だった違法薬物の所持。その為に依存症と言う疾患への医療介入が遅れる事が多々ありました。何故って犯罪者になる事を恐れる為医療介入さえも避けてしまうからです。司法が介入しなければならないのは製造、販売をしている組織。購入者はその対象から外れる事。
そしてこのような変化は依存に対する偏見やレッテルの減少にも繋がります。

薬物依存が糖尿病や高血圧症と言った病気と同じ慢性期疾患の仲間入りをしてから数年。いよいよです。カナダ全土へ広がって欲しい変化です。

冒頭写真:レイクルイーズで宿泊していたホテルの部屋から見える朝日