今日の質問はこちら
「APNになったあと、自分の努力以外に成長していくあるいは育成していくシステムはありますか?例えばプリセプター制度とか、大学院でのフォローアップとか」
私が卒業した時は職場でのオリエンテーションだけでしたが、私の働く保健機構ではNP部門がフェローシップを新採用のNPに対して行うようになりました。BC州で教育を受けたかどうかで(州によって法律や細かいヘルスケアシステムが異なるから。もちろん米国やイギリスで教育を受けたNPもこのカテゴリーに入ります)で長さが変わります。長い方が280時間。BC州内で教育を受けたNPは176時間のフェローシップがあります。1日労働は7.5時間週5日なので長い方が37日(7週間)、短い方が23 日(4週間)。それもその新職種として働きながらなので4ヶ月以内に終了すれば良い、と言う形なので研修医のレジデンシーとは随分異なり、日本の診療看護師のそれとも大きく異なります。
内容は新採用NPが自分の教育計画(例えば薬物依存医療、メンタルへルスケアについて学ぶびたい内容について細かく明記し目標もつける)を出し、それに沿ってNPリードグループがマッチするNPを探しフェローシップの計画を立てます。今年度、年間を通して私は8人ぐらい世話をしたでしょうか?皆色々な分野をまんべんなく学びたがるので、私との時間はだいたい3〜4日ぐらいになります。偏りがないよう、そしてメンターの負担が減るように同じ分野でも複数のNPによって学べるように分担しています。
ただクリニカルパールを学ぶだけではなく、保健機構のNPと繋がる意味もあります。フェローシップをした新人NPからコンサルの電話はよく来ます。大きな組織なのでシステム的(地域の特徴)な事を学ぶチャンスにもなります。
大学院は卒業するとAlumni となります。フォローアップなどは大学からはありません。私の母校は過去に巨額の寄付があり、それで毎年スピーカーを招いて特別レクチャーを一年に一回行っていて、全職員、卒業生と現役学生が招待されます。レクチャーの後は交流会です。私はこれに出来るだけ参加しています。アカデミックの最新情報を得るのはこれが1番だから。
免許の更新は毎年で自己教育と記録監査(必ず年間に同僚による監査10冊、自分でする監査10冊が義務付けられている)などについて申請しなければなりません。よって自然に皆自己学習計画を卒後ずっと続けます。職場以外でも研修機関は多くあるし(英語圏の国は全て対象になるので)自己研鑽の場所探しに困ることは全くありません。
これぐらいでしょうか?基本マスター以上の者は自律出来ると者とみなされ(自分の卒後教育でさえ自分で計画実践できる)、お世話係は必要ないと言われます。私の保健機構でフェローシップが始まった時は私が驚いたぐらいです。
因みに日本の診療看護師は医師とフェローシップを行う方が多い(NPとするとは聞いたことない)と聞きますが、こちらはNPによるNPのためのフェローシップです。学生時代の実習も受け入れ先が少なかった(新職種なので受け入れ出来るNPの絶対数が小さかった)頃は医師の元へ実習に行くこともありました(私の時で1/5実習先が医師でした)がその数も変わっているようです。医師とNPの両方を経験することで比較してNPの使命や役割を認識するには役に立ったと思います。
「APNになったあと、自分の努力以外に成長していくあるいは育成していくシステムはありますか?例えばプリセプター制度とか、大学院でのフォローアップとか」
私が卒業した時は職場でのオリエンテーションだけでしたが、私の働く保健機構ではNP部門がフェローシップを新採用のNPに対して行うようになりました。BC州で教育を受けたかどうかで(州によって法律や細かいヘルスケアシステムが異なるから。もちろん米国やイギリスで教育を受けたNPもこのカテゴリーに入ります)で長さが変わります。長い方が280時間。BC州内で教育を受けたNPは176時間のフェローシップがあります。1日労働は7.5時間週5日なので長い方が37日(7週間)、短い方が23 日(4週間)。それもその新職種として働きながらなので4ヶ月以内に終了すれば良い、と言う形なので研修医のレジデンシーとは随分異なり、日本の診療看護師のそれとも大きく異なります。
内容は新採用NPが自分の教育計画(例えば薬物依存医療、メンタルへルスケアについて学ぶびたい内容について細かく明記し目標もつける)を出し、それに沿ってNPリードグループがマッチするNPを探しフェローシップの計画を立てます。今年度、年間を通して私は8人ぐらい世話をしたでしょうか?皆色々な分野をまんべんなく学びたがるので、私との時間はだいたい3〜4日ぐらいになります。偏りがないよう、そしてメンターの負担が減るように同じ分野でも複数のNPによって学べるように分担しています。
ただクリニカルパールを学ぶだけではなく、保健機構のNPと繋がる意味もあります。フェローシップをした新人NPからコンサルの電話はよく来ます。大きな組織なのでシステム的(地域の特徴)な事を学ぶチャンスにもなります。
大学院は卒業するとAlumni となります。フォローアップなどは大学からはありません。私の母校は過去に巨額の寄付があり、それで毎年スピーカーを招いて特別レクチャーを一年に一回行っていて、全職員、卒業生と現役学生が招待されます。レクチャーの後は交流会です。私はこれに出来るだけ参加しています。アカデミックの最新情報を得るのはこれが1番だから。
免許の更新は毎年で自己教育と記録監査(必ず年間に同僚による監査10冊、自分でする監査10冊が義務付けられている)などについて申請しなければなりません。よって自然に皆自己学習計画を卒後ずっと続けます。職場以外でも研修機関は多くあるし(英語圏の国は全て対象になるので)自己研鑽の場所探しに困ることは全くありません。
これぐらいでしょうか?基本マスター以上の者は自律出来ると者とみなされ(自分の卒後教育でさえ自分で計画実践できる)、お世話係は必要ないと言われます。私の保健機構でフェローシップが始まった時は私が驚いたぐらいです。
因みに日本の診療看護師は医師とフェローシップを行う方が多い(NPとするとは聞いたことない)と聞きますが、こちらはNPによるNPのためのフェローシップです。学生時代の実習も受け入れ先が少なかった(新職種なので受け入れ出来るNPの絶対数が小さかった)頃は医師の元へ実習に行くこともありました(私の時で1/5実習先が医師でした)がその数も変わっているようです。医師とNPの両方を経験することで比較してNPの使命や役割を認識するには役に立ったと思います。