苦手な場所

毎月の俳句部のお題ブログ。今回は苦手(得意)な場所。

今は水中で喘息が出るようになりできなくなってしまったスクーバダイビング。19から28歳の9年間でかなりの本数を潜り、日本の海も海外も随分楽しみました。幼少時から兎に角海が好き。あの浮遊感がたまらない。水族館では見られない生物の生き生きしている様を観察するのが好き。特に鮫が好き。

で、私10歳の時に海で溺れた経験があります。沖でもがけばもがくほど海水を飲み込み沈んでいきました。海の底で海藻がいらっしゃいと手を振っているように見えました。大学生3人が助けてくれました。その翌日からも泳ぐ練習をしたぐらいなので海好きには変わりないと思っていました。

スクーバの免許の取得で初めて深いタンク(海ではなくジム内の練習用深水プール)での練習。暗さだったのか、狭さだったのか、わからなかったのですが、急に息苦しくなり溺れた時の海藻がいらっしゃいーと手を振っているのが見えて来て、パニックになりもがきながら浮上してしまいました。フラッシュバックと言うやつです。10年近く経ち突然経験してしまいました。

スクーバをしていて、やばい危険かも！と思うときは何度もありましたが、それとは全然違う経験です。判断力が吹っ飛ぶと言うか、自分がコントロールできない恐怖。ダイビングでケーブダイブもしたし、沈船ダイブだって。しかし後にも先にもパニクったのはあの時だけ。

得意な場所でも突如と苦手な場所になる話でした〜

最後に一句付けないといけない、、、浮かばないからボツ句の供養を

ロックイン鮫に囲まれ海一人