昨日のブログ。私が達成したかったゴールの一つが
Expected death in the home (EDITH)という用紙の記入。
Do Not Resuscitationは心肺蘇生を拒否する用紙。これは心肺蘇生をするか?しないか?これを既に記入している彼。しかし癌から出血して出血による死亡した場合、心肺蘇生をしないのですが、そのあと遺体はどうなるか、と言うと警察を呼び、遺体は法解剖に送られ、死亡診断は解剖室でおこなわれ、そのあとようやく葬儀会社への運びになります。
避けられない病気とわかっているのにこのような不審死扱いするのはおかしい、、、このためEDITHは誕生したのです。訪問看護をしていた時、これを家族と話して、サインをもらっていたものだ。そう、だいたい家族と、死期が近づいた頃に行うのが常だった。でも彼の場合はいつ大出血を起こすかわからない、そのために早めにしておくというわけ。
この書類が完了していると医療者による死亡診断も必要なく、家族や友人が死亡したと(訪問看護のケアの中に死亡した時に起こる身体変化の教育がある)感じたら、契約している(EDITH内に書かれている)葬儀会社へ連絡をすると、自宅へ葬儀会社が来てくれる。訪問看護師は希望が有れば訪問するし、そうでない時は後日訪問と家族や友人の希望通りにするのだ。
病院しか死ねない場所だった頃に比べると大きな違い、と思いませんか?もちろんEDITHには主治医/NPの署名をコメントが必要。不審死ではないことが大前提です。
ああ、看護師時代も併せて初めて本人と話し合ってサインをもらった。一人暮らし(彼は管理者、サポートワーカーがいる集合住宅)の意味を感じた日でした。