走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

現場へ足を運ぶ

2022年12月05日 | 仕事
教会での出張診療所。牧師さんに「今時間ある?紹介したい人たちが来てる」と言われた。ちょうど患者が途切れた時。どうぞ、と言うとゾロゾロ15人ぐらいが入ってきた。

なんとまあ、大人数。誰かと思いきや、政府のhousing development の人々。Field Tripです、と。

Field Tripって訳せば遠足。そう大人の遠足。組織の遠足。ようは現場へ出てこい!って事で勤務中に生活困窮者の様子を見るように言われたらしい。

私が教会へ出張診療へ出かける日は、フードバンク(食料配給)やフリーショップ(リサイクル品を無料で支給)やフリーフード(無料のランチ)の日。

行列は長くなる一方。コロナ禍前の2倍と言われています。

いい事だねえ〜百聞は一見にしかず。職場で机に座っていても現場で何が起こっているか知らなければそのギャップはドンドン開いていく。近年はアウトリーチ専門の職員も作っている。しかしその人以外は知らない現場。

お金が動くと - 走るナースプラクティショナー   ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

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先日からの大雪。今日も続き今も零下。一週間となる。いつもならシェルターはごった返しで、暖を求めて受診に来る人も多い。しかし今年は静か。ローバリアハウジングができ...

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私も病院勤務から訪問看護へ移った時に、生活現場を目の当たりにして医療に対する考えがぐるりと変わったことを思い出す。問題事象は多角的な視点で吟味するべき、を改めて思った日でした。視野が狭くなっていませんか?現場へ足を運びましょう〜


冒頭写真: 今回両親との一泊温泉旅行は、鳥取県三朝温泉 万翠楼。到着〜


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