こんにちは。
座敷わらしです。
寺巡りもよいですが、たまにはインドアでゲームでも…
…ということで、wiiスポーツでF君と勝負です。
わらしの番です。
…。
何?持ち方が悪い?
…敵に塩を送るとは…
見上げた武士道精神。
……。
さて…、暖機運転はこのくらいにして…
おりゃっ。
うりゃっ。
ざっとこんなもんです。
結果は…
わらしの辛勝。
…ちっ。こっそり神通力使ったのに…。
( ↓ おまけ。4年前のわらし。)
(…続く。)
顎下の脂肪摘出。
30代、女性。
二重顎と顎下のタルミを同時に治療するための方法です。
今までありそうでなかった治療です。
( ↑ 術前。 右側面。)
頬や上下眼瞼のタルミはもちろん老化の症状ですが、アゴの下のだぶついた感じもかなり老けた印象を与えます。
頻繁にタルミの相談を受けますが、皆さんの訴えは、頬や、目の上、目の下のタルミです。
アゴの下のタルミや二重アゴについては、それほど気にしていないようです。
ネックリフトなど頚部のタルミ治療も存在しますが、
経験上、タルミの程度が中等度以下で、且つ皮下脂肪が少ない症例以外には効果が薄いように感じます。
顎下から頚部の、タルミと皮下脂肪、この二つを同時に解消する方法はないものかと思案した結果、
辿り着いたのが、今回紹介する施術です。
( ↑ 術前。 左側面。)
( ↑ 術1年後。 左側面。)
この治療は、脂肪吸引とは似て非なる治療です。
治療の要点は以下の二つです。
1.顎の下を小切開し、そこから不必要な皮下脂肪を除去する。
2.両頸部に小切開し、広頚筋膜を短縮する。
一言で言うと、これだけの手術ですが、当然実行するにあたり細かな要点や要領がいくつかあります。
( ↑ 術前。 右斜面。)
( ↑ 術1年後。 右斜面。)
次に、顎下の脂肪吸引との相違点を以下に記します。
1.傷跡について。
脂肪摘出術:顎下正中に2㎝。
下顎骨両側(エラ)の下部に各1㎝。
脂肪吸引:顎下正中に1㎝。両耳垂下部に各1㎝。
2.腫れ、内出血について。
脂肪摘出術:直視下での操作となるため、直接止血が可能。
腫脹内出血共に少ない。
脂肪吸引:出血点を直接見ることができないため、
皮下で出血してもその場で止血できない。
(術後圧迫での止血となる。)腫脹内出血共に多い。
3.術後の顎下の硬さについて。
脂肪摘出術、脂肪吸引共に6か月は硬い。
4.摘出できる脂肪の量について。
脂肪摘出術:直視下での操作となるため、
効果を得るのに必要な量は全て摘出できる。
脂肪吸引:目で見えない部分の脂肪を、
カニューレで吸引するので、
真皮や広頚筋膜に強く付着している脂肪は
除去することができない。
(個人差あるが)少量のみの摘出となる。
5.タルミの改善効果について。
脂肪摘出術:・広頚筋膜の短縮の処理を行うため、
皮膚より深部でのタルミの引き上げ効果を伴う。
・除去できる脂肪の量が多い分、
真皮と広頚筋膜の接触面が増えるため、
(皮膚の)タルミを引き締める効果が強い。
脂肪吸引:除去できる脂肪の量が少なく、
真皮と広頚筋膜の接触面積が少ないため、
タルミ引き締め効果は弱い。
6.術後のボコボコなどの合併症について。
脂肪摘出術:直視下での操作であるため、
部位によって残存する脂肪の量の不均一が生じない。
そのためボコボコになることはない。
脂肪吸引:一般的にcrisscross法によるカニューレ操作で、
ボコボコが出にくくしている。
しかし、より効果を出そうとして、
浅層(真皮側)の皮下脂肪を削るように
フェザーリングロッドやカニューレで操作をすると、
多少はボコボコした仕上がりになる可能性がある。
…という感じです。
( ↑ 術前。 正面。)
( ↑ 術1年後。 正面。)
傷の長さについてのみ、脂肪吸引に劣りますが…
脂肪吸引より効果が高く、リスクの少ない治療です。
ここは、「丁寧な縫合による2㎝の創と、慌てて適当に縫った1㎝の創は、前者の方が目立たない創となる」ように、
縫合技術の腕でカバーする…ということで如何でしょう。
今までありそうでなかったのは…
ずばり、すごく手間がかかるから(だと、思っています)。
興味のある方は一度ご相談ください。
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