感性

　　　　　　　　　　　　　４年生になった長男。
　　　　　　　　　　　ちょっと人よりゆっくり成長型。
　　　　　　　　　　　　勉強も苦手、運動も苦手。
　　　　　　　　　　　　のび太くんのような子どもです。


　　　　　　　　　　　　　私のエゴかなと思いつつ、
　　　　　　　　　　　　　　野球団に入ってます。


　　　　　　　　　　　朝早いのはいや。だから試合は行かない。
　　　　　　　　　　　　いつもは、週に２回のところ、
　　　　　　　　　　　　１回だけ、午後からの練習のみ参加。
　　　　　　　　　　　　　　それで、せいいっぱい。

　　　　　　　　　　　　でも、送迎当番のときだけは、
　　　　　　　　　　　　がんばって参加しようねと、
　　　　　　　　　　　　　この間の日曜日、朝７時集合に
　　　　　　　　　　　　　　　がんばって参加。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でも、
　　　　　　　　　　　　　ちょうど足の爪がはがれていて、
　　　　　　　　　　　　　治りかけ、古い爪が取れていて、
　　　　　　　　　　　他にもちょっと痛痒い部分があったりで、
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　見学。
　　　　　　　　しかも、後ろから見てるんだか、見てないんだかの状態。


　　　　　　　　　　　　　　　同い年の子はもちろん、　
　　　　　　　　　　　　　　下の学年の子は、試合に出て、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一生懸命。
　　　　　　　　　　　　　　練習も毎回出て、一生懸命。


　　　　　　　　　　　　　　　親としては、はがゆい。

　　　　　　　　　　　　　やめさせて方がいいのかなとか、
　　　　　　　　　　　　　　　　色々悩んで、悩んで。

　　　　　　　　　　　　　でも、野球はきらいじゃないって、
　　　　　　　　　　無理のないペースでの練習の参加ならするって、


　　　　　　　　　　　　　　もう少し様子をみてみようか
　　　　　　　　　　　　　　行ったり来たりの子育て




　　　　　　　　　　　　野球の試合を見学しているとき、
　　　　　　　　　　　　　長男は言った。
　　
　　　　　　　　　「あの空の雲を写真に撮っておいて」って。

　　　　　　　　　　　　波うち際のようなカーブの雲


　　　　　　　　　　そんな空に気づく感性って素晴らしいよね。

　　　　　　　　　　　そんな風に言ってくれた友達の言葉に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　救われた。



　　　　　　　　　　　　その前の日、公園に行って、
　　　　　　　　　　　私がタンポポを見つけるたび、
　　　　　　　　　　　　「あ、タンポポ！」って言っていたら、
　　　　　　　　　　　　私の手のひらにポンと
　　　　　　　　タンポポの花を摘んで、プレゼントしてくれた。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　はがゆいけど
　　　　　　　　　　　　　　情けないけど
　　　　　　　　　　　　　　　　頼りないけど


　　　　　　　　　　　　　　のび太くんにもいいところはある。

　　　　　　　　　　　　　　　絶対に。