資料館deひなめぐり2025
2025.2.26 (水)~ 3.2(日)10~16時(最終日15時まで)
*今年は資料館の休館に合わせて水曜から5日間の日程で開催です。
札幌市資料館
札幌市中央区大通西13丁目
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2014年3月に発売した7枚目のアルバム「RAY」の発表直後に行われたツアー「WILLPOLIS 2014」は、
全20公演でおよそ25万人を動員し、最終日にはバンド初となる東京ドーム単独公演を開催。
同公演には山崎貴や蜷川実花、チームラボ、AR三兄弟など各ジャンルのトップクリエイターたちが演出として参加し、
結成20年を迎えるBUMP OF CHICKENの新たな歴史を刻む特別なライブを大いに盛り上げた。
本作は、その記念すべきツアーを追ったドキュメンタリーと、ツアーオープニングアニメーション映像の完全版という2部構成で製作される。
ドキュメンタリー映像を担当したのは、彼らのMVを数多く手掛けてきた番場秀一。
BUMP OF CHICKENの歴史を間近で映像に捉えてきた監督だからこそカメラに収めることができたメンバーたちの本音や素顔が描かれる。
さらに映画「寄生獣」「永遠の0」の山崎貴監督が手掛けたツアーオープニングアニメーションの完全版である、
3DCGアニメーション短編映画「WILLPOLIS」を同時上映。架空の街〈WILLPOLIS〉を探す一人の少年の壮大な旅を描いた冒険物語の全容が明かされる。
「BUMP OF CHICKEN "WILLPOLIS 2014" 劇場版」
2014年12月5日(金)~12月18日(木)の2週間限定で全国劇場にて公開
BUMP OF CHICKENの以前のツアータイトルの多くは、これまで明確な意味を持っていなかった。
ある意味、彼ら4人のスラングのようなものがタイトルになっていたと言っても差し支えないだろう。
それが「ツアーに明確な意味のある名前をつけると、それがライヴ中も頭の中から離れなかったりして、
その固定観念で音楽を楽しんでしまうから」という理由によるものだと聞いたのは、もう10年以上前のことだ。
しかし、今回のタイトルには明確なメッセージがある。
それは「WILL」という言葉が「意志」であり、「POLIS」という言葉が「街」を表わしているからだ。
つまりこのタイトルは、「意志を持った者達が集う街」もしくは「意志を持った街」という意味を孕んだタイトルになっている。
「WILLPOLIS 2013」と「WILLPOLIS 2014」
彼らが2つのツアーで同じタイトルを冠にしたのは初めてだ。
この2つのツアーの間には『RAY』というアルバムが挟まれていて、
そういうことを踏まえた場合、普通の考え方ならばツアータイトルは変えるべきだという話になる。
BUMP OF CHICKENのように事細かに一つひとつの活動を精査していくバンドなら、なおのことそうだ。
しかし彼らはこのツアータイトルを大切にしようとした。
というか、実は、アルバムタイトルをむしろ『WILLPOLIS』にしようという案も出されていたほどで、こ
こに4人の意志(=WILL)が明確になっている。
意志を持った者達が集う街――この「意志を持った者達」というのは、メンバー4人のことというより、
むしろツアーに来てくれたすべての人達に向けた、4人からの勲章のように思える。
つまりBUMP OF CHICKENは、このツアータイトルをもって、
リスナーを信用し、リスナーと自分らの音楽が共存していることや、
リスナーによってBUMP OF CHICKENが今こうしていられるというメッセージを発したのである。
ライヴの冒頭に巨大スクリーンに映し出される映像が、
東京ドームでは異なるヴァージョンへと変わっていたことを、多くの人はこの映画によって知ることになるだろうが、
ツアーファイナルの映像で主人公たる少年は「WILLPOLISがどこなのか、ようやくわかったんだ」とつぶやく。
言うまでもなく、WILLPOLISは「ここ」であり、「ここにいる人達そのもの」ということだ。
つまり、この音楽をこれだけ大きくて大切なものにしたのは、4人というよりはライヴにやって来たみんなであって、
そのみんながこんなにも多く集まった場所こそがWILLPOLISということだ。
BUMP OF CHICKENがこのような気持ちをこれだけ明確に伝えたのは初めてだが、
彼らはずっと「リスナー」とシビアに、かつハードに向かい合い続けて来た。
メジャーデビュー前後のライヴで、彼らはよくリスナーに厳しい言葉をぶつけていた。
「俺らの名前を呼ぶな」、「みんな同じように腕を上げたり振ったりするな」と
、何度も何度も話しては、曲の途中でライヴを止めることもあった。
それが今やライヴの中で10回以上、藤原基央は「ありがとう」と心の声を振り絞るように多くのリスナーに伝えるようになった。
この様子を昔と比べると真逆になったと思う人もいるだろう。
しかし、彼らはまったく同じことを発信続けてきたのである。
ライヴの途中で名前を呼ばれて文句を言ったのは、
「俺らの名前よりも、ここに来た君らと、その君らを呼んだこの楽曲のほうが何兆倍も凄いんだ」ということを
彼らなりにぎこちなく伝えたかったからであり、
同じアクションに檄を飛ばしたのは「君ら一人ひとりが凄いんだから、何も周りに合わせる必要なんかないんだ。
この音楽は勝手にみんなが一人ひとりみんならしく楽しむものなんだ」ということを声を枯らしてでも伝えたかったからである。
逆に言えば、BUMP OF CHICKENの4人はこの「WILLPOLIS 2014」によってようやく、
全てのリスナーに「君らがあって、俺達の音楽が今、ここにある」ということを、ダイレクトに伝えられたんだと思う。
その意味で、スクリーンに映し出されるこのツアーは、まさにBUMP OF CHICKENの人生と音楽の現時点での集大成と言うべきものだろう。
今回のツアーには、かつてない規模の演出と、クリエイターが集まった。
ザイロバンドというオーディエンスの腕が演出によるコントロールの下で光るリストバンド。
曲によってアリーナ全体に投下されるチームラボ・ボール。
“Smile”ではフォトグラファー・蜷川実花とフラワーアーティスト・東信による映像が映し出され、前記したオープニング映像は映画監督・山崎貴によるものだ。
他にも、東京ドームでは“ray”によって遂にステージ上に初音ミクが降臨したが、
これも多くのクリエイターによる結晶の賜物で、
今やBUMP OF CHICKENのライヴは、様々なアートと価値観がクロスカルチャーするPOLISとなった。
逆に言えば、それだけ多くのアートが持つ本質は同じものであり、
それをBUMP OF CHICKENの音楽とライヴは総括すべきものだったのだとも言えるだろう。
つまりは「生きる」ということの儚さと、その儚さを抱えながらも生き続けるという覚悟を時に突き刺し、時にそっと寄り添うということだ。
これも「WILLPOLIS 2014」の特徴だが、メンバーの自意識がいつになく高いツアーだった。
ツアー中に彼らはほとんどの時をライヴのために過ごし、その姿は完全に「ミュージック・アスリート」たるものだった。
楽屋に入るとまずは鞄を置いて4人でテーブルを囲んでご飯。
その後はストレッチをしたり発声練習をしたり、アリーナの観客エリアをランニングしたり、
誰かのコーラスに誰かがハーモニーを被せたり、
そして終演後はスタッフがライヴ前に食べた夕食の残りを再び4人でテーブルを囲んで食べて、そしてホテルの各々の部屋に戻る日々。
以前のように買い物したり遊んだりしないのか?と訊ねた時に、彼らが答えたのは、
「もう、音楽が遊ばせてくれないんだよ。いや、音楽が音楽だけでしか遊ばせてくれないというか……。
別にいい身体作りたくてストレッチしているわけじゃなくて、自分らの音楽がこうしないと表せないものにどんどんなってるからさ」と話してくれた。
そう、BUMP OF CHICKENの音楽は、そしてWILLPOLISは、何も派手さやダイナミックさを売りにしているわけじゃない。
ただただ、彼らの生み出す、というか生み出してしまった音楽が、
このスケールのライヴ、これだけの演出、これだけのフィジカルを要求するものになったのである。
それはこのツアーのピークタイムとも言える“ray”のとんでもない、
それこそ「魂のパレード」と呼びたくなるような狂騒空間がすべてを表わしている。
あれだけ多くの人達の衝動と歓喜を受け入れることのできる曲、それを響かせるためにあるべき4人のフィジカル、演出、スケールとは一体何なのか?
WILLPOLISはやはり、もの凄い意志を持った人と、その意志を持った人を集めた音楽と、
その音楽に集まったクリエイティヴィティにBUMP OF CHICKENの4人がどう向かい合ったのか?というドキュメンタリーだ。
つまりはあなたとBUMP OF CHICKENの究極のドキュメンタリーなのである。
鹿野 淳(MUSICA)
BUMP OF CHICKENとのコラボレーションはいつも禅問答みたいなんです。
たとえばこの短編映画を制作する発端になったミーティングでは、
ツアータイトルとして思いついた「WILLPOLIS」とはどういう街なのか、そしてどういう人たちが住んでいるのか、なんてことはあまり具体的には話してくれなかった。
でも彼らの心のうちで表現したいことはわかるように話してくれる。それがすごく面白いですね。
4人の思い描いていることを具現化するのが、僕の仕事なんです。
そのときから、「WILLPOLIS」はすごくファンタジックな映像になるだろうけれど、実はすごく日常感もあるものにしたいと思っていました。
「目に見えているものがすべてじゃない」という作品にしたいなと。だから口では伝えづらいストーリーになっているかもしれません。
普段の僕の仕事ではいろんな人にわかってもらえやすいような作品を作っていると思うんですけれど、
BUMP OF CHICKENとのコラボレーションはバンドの流儀に則った、一元的に捉えられる作品ではないものにしたい、といつも感じます。
山崎貴
BUMP OF CHICKENの皆さんの中で3年前から始まった「WILLPOLIS」という概念を表現する作品に自分が出られた喜びを、今強く感じています。
監督から絵コンテをいただいたときから、自分が寝る前に想像するような、ワクワクする物語になるだろうなと感じていて。
自分の中で勝手にキャラクターの仮設定を作ったりして、現場に臨みました。
主人公の「モーリ」を演じるにあたっては、
パフォーマンスキャプチャ用のスーツとヘッドカメラを着けたのですが、初めての経験でとても面白かったです。
ですがメンバー皆さんが同じスタジオにいて観ていたので、最初はすごく緊張しました(笑)。
完成した短編映画「WILLPOLIS」を見ると、確かに自分が演じたキャラクターなんだけれど、
自分とは別の存在としてちゃんと命が宿っているように見えて、すごく不思議でもあり、感動もしました。
松坂桃李
---- CGアニメーション ----
監督:山崎貴
出演:松坂桃李 / 杏 / 水田わさび / 山寺宏一 / 平幹二朗
キャラクター原案:Moebius
CG制作:白組
制作プロダクション:ROBOT
---- ドキュメンタリー ----
監督:番場秀一
インタビュー:鹿野淳
監督補:野村徹
制作プロダクション:祭
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Produced by MOR
製作:稲葉貢一 / 木崎賢治 プロデューサー:吹野史斉 / 浅田幸彦 / 上野裕平 / 鳥居太郎 配給:東宝映像事業部
(c) TOY'S FACTORY / LONGFELLOW
特別鑑賞券 | 11月15日(土)より、発売開始! 料金:2,000 円(税込) ※当日券は一律 2,200 円(税込) |
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劇場名 | 公開日 | ムビチケ | 前売券 | |
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北海道 | ユナイテッド・シネマ札幌 | 12/5 | ● |
宮城 | MOVIX利府 | 12/5 | ● |
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東京 | TOHOシネマズ日本橋 | 12/5 | ● | |
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東京 | TOHOシネマズ 六本木ヒルズ | 12/5 | ● | |
東京 | TOHOシネマズ渋谷 | 12/5 | ● | |
東京 | 新宿バルト9 | 12/5 | ● | |
神奈川 | TOHOシネマズ ららぽーと横浜 | 12/5 | ● | |
神奈川 | TOHOシネマズ 川崎 | 12/5 | ● | |
千葉 | TOHOシネマズ 八千代緑が丘 | 12/5 | ● | |
埼玉 | MOVIXさいたま | 12/5 | ● | |
栃木 | TOHOシネマズ 宇都宮 | 12/5 | ● |
愛知 | TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ | 12/5 | ● | |
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静岡 | TOHOシネマズ ららぽーと磐田 | 12/5 | ● | |
新潟 | T・ジョイ新潟万代 | 12/5 | ● |
大阪 | TOHOシネマズ 梅田 | 12/5 | ● | |
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大阪 | TOHOシネマズ なんば | 12/5 | ● | |
京都 | TOHOシネマズ 二条 | 12/5 | ● | |
兵庫 | TOHOシネマズ 西宮OS | 12/5 | ● |
広島 | TOHOシネマズ 緑井 | 12/5 | ● |
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福岡 | TOHOシネマズ 天神 | 12/5 | ● |
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2014年、僕達はライブツアーをしました。
全国各地で最高のお客さん達に迎えて頂き、最高のツアーになりました。
その模様を番場監督がドキュメンタリーにしてくれました。
山崎監督がつくったライブのオープニングムービーの完全版も上映します。
皆さんに見て欲しいです。