育て、理科好き教員 -「先生の先生」各地で活躍-
「理科の先生の先生」が各地で活躍中だ。地域の理科教育の核となるコア・サイエンス・ティーチャー(CST)。理科に苦手意識を感じる小中学校の教員に実験器具の扱いを指導したり、授業の進め方の相談に乗ったりする。養成を進める科学技術振興機構(JST)は、「子供の理科離れが叫ばれる中、まずは先生を理科好きにしたい」と意気込む。
CSTの養成は、09年度からJSTの主導でスタート。都道府県などの教育委員会と地元の大学が連携して養成講座を実施。現役教員や教員志望の大学院生が大学で開催された養成プログラムに沿って学ぶ。講座を開きたい教育委員会と大学は事業計画をJSTに提出。採択されると、CSTの養成や、CSTによる教員研修会開催に充てる費用として年間3千万円が4年間助成される。 (日本経済新聞 平成23年5月27日付)
機会あれば、小・中学校教員を対象とした「理科実験指導者講習会」を実施したい常々思っていたところであった。