小5年の孫が塾の漢字の15分小テストで20問中、僅か2点しか採れなかった。それなのに残念そうな様子ではなかったので、きつく諭した。最低の点数のことよりも、孫に特に注意したことは、●二文字の漢字中一字でも書ければ、書いて問題に真剣に取り組む意欲が答案用紙に全く表れていないこと。●殆ど書けなかったことを悔しいと思い、帰宅後に書き直す意欲と努力を全く示さなかったこと。●漢字の書き取りに限らず、勉強で出来なかったこと、解らなかったことはそのままにせず、人以上に努力して解るようにするよう言い聞かせた。
因みに、その漢字小テストの問題は次のとおりだ。①河原に、かせつ( )テントを張る。②アイドルグループが、かいさん( )する。③彼の、はくしき( ) には舌を巻く。④こじん( )をしのんで歌う。⑤周囲の自然に、てきおう( )する。⑥大試合の結果が、そくほう( )で出る。⑦がんこう( ) するどく見つめる。⑧よせい( ) はのんびり過ごす。⑨身の、けっぱく( ) を証明する。⑩こせい( ) は、誰でもある。⑪ふくすう( )の候補があります。⑫先生の、こうえん( )を聞く。⑬学級担任に、にんめい( ) された。⑭おうきゅう( )の手当てをした。⑮さとり( ) の境地に達する。⑯ゆそう( )の料金がやや高い。⑰新しい法律を、こうふ( )する。⑱政府の秘密そしき( )の映画⑲めいしん( ) をいつまでも信ずる。⑳せいか( ) 市場で野菜を買う。15分以内でこの20問を全部正しく書ける5年生はそう多くはいないかも知れない。しかし、孫のように僅か正解2問だけとは、これ如何にである。
孫は理科、社会は得意なようなのだが、何故か国語は苦手である。何故そうなったのか解らない。パソコンやipadなどは5年生にしては上出来で、「子供パソコン学ぼう会」などでは、簡単なゲームを自分で作るやり方などはすぐ覚えるのに、国語が苦手とは全く困ったものである。
小学校で児童が学ぶ漢字は、1年生80字、2年生160字、3年生200字、4年生200字、5年生185字、6年生181、合計1006字である。常用漢字1945字中の半数余を6年間で学ぶことになっている。
漢字には多少自信があると思っている当方も、最近は、歳の所為か毎日の日記を書く際、画数の多い漢字をど忘れしていて書けず、辞書で確認する頻度も増える傾向にある。残念なことだが、仕方ないことなのだろうと諦めている。
爺の漢字忘れのことは今更改めようもない。しかし、努力すれば伸びる筈なのに、そうしない孫の漢字学習意欲の欠如振りは、とても残念である。爺としては、何とかしてやりたいとそれなりに試行錯誤しているのだが、妙案は見つかっていない。
最近の子供達は、パソコン操作などもゲーム感覚で難なく覚える。結論や成果が直ぐ得られるものには興味を持って執着する。しかし、反面地道な努力を避けたがる傾向があるのも確かなようだ。孫や先日我家に遊びに来ていた孫の友達が、パソコンゲームに熱中する様子を観てつくづくそう思った。
いずれにしても、国語は日本人の国の言葉に関する教科であり、漢字や文章を理解し、書く力、即ち国語力は全ての学習の基になる学科である。だから、孫には何とか「国語も好きな学童」になって貰いたいものだと切に願っている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます