"Facebook Aryt Challenge5" いよいよ最終日です。
今回は「祈りの押絵」を3点まとめました。
「押絵両界曼荼羅」 みやび流押絵の創流100周年記念に制作したものです。梵字の押絵で曼荼羅を作りたいという、私の大胆な願いにご賛同下さった600名の皆さまのお蔭で、3年がかりで完成することができました。今を去ること27年前のことです。お納めした高野山金剛峰寺で、今も大勢の皆さまにご覧いただけますことに感謝の気持ちでいっぱいです。
「押絵来迎図」 今年、まる20年を迎えた阪神淡路大震災。犠牲になられた多くの皆さまに想いを馳せながら、門下生全員の協力を得て震災の5年後、完成することができました。曼荼羅と同じく、金剛峯寺の大広間に置いて頂いております。
「押絵千体地蔵」 阪神淡路大震災で犠牲になられた皆さまの安らかならんことを祈りつつ、お地蔵さまの裏にはお申し出のあった皆さまのお名前を書き添えながら門下生全員で制作し、被災地神戸の常光院さまにお納めしました。
今日の作品はすべて、言いだしっぺは私ですが、押絵を愛してくださる生徒さんや、惜しみないご協力を下さった皆さまがあればこそ、完成できたものばかりです。押絵の道を歩きはじめ、はや60年!(>_<) どの場面を振り返っても、自分だけでできたことは何一つありません。いつも回りの皆さんに支えられ、応援していただけることに心から感謝しております。
そうそう、このお地蔵さまを作っているとき、可愛い坊主頭の小学生の坊ちゃんも参加してくださっていたのですが、なんと!その坊ちゃん(今は立派な男性でしょうけど)から昨日、コメントをいただきました!!
押絵を通して、人の輪が繋がりひろがるのは、ほんとに嬉しいですね~
「え~っ、これが押絵!?」って言われるような作品を、もっともっと作っていきたいと思います。