絹甫の新作「宝尽くし」、押絵そのものは出来ていたのですが、台紙にはまだついてませんでした。
片手が思うように動かないので、最後の貼りつけは、不肖私が・・・
「失敗は許されないよ！」と、冗談一分、本気九分のプレッシャー
まずその前に、絹甫には「書きいれ」（サイン）という一大事業が！！
昨日、金を貼ってもらった台紙ができてきたところへ、
最も気力体力のある今朝決行の予定を、この前から組んでました。
何かあった時すぐ対応できるようにと、前で立って見ていると、
「座っててくれる！？」と
墨がのりにくい金に、大きな字でしっかり書けました。
はんこは胃液が出るくらいの緊張で、私が無事押させて頂きました。ホッ
金の台紙というのは、見た目も綺麗だし重厚でいいのですが、
糊を上手く吸い込んでくれないので、貼りつけがほんと、好きません・・・
クーラーをつけていても、緊張で汗が吹き出し、オデコから耳にたら～～
タオルを首に巻いて、人には会えない格好で作業。
もし台紙に落ちようものなら打ち首モンです
最近皆さんにご紹介している極細ボンド、
あれは、この日のために出会っていたんだと確信しました！
細い紐に糊付けするのが、ほんとに助かりました。
それにしても、よくまぁこんな細かいことを、脳梗塞の体でできたもんです
黒塗りのところに金銀の蒔絵をほどこした額に、ようやく収まりました。
アクリルは勿論入れてませんので、会場でどっぷりと間近でご覧くださいね。
＜みやび流押絵大阪教室展＞
日 時：９月１２日（火）～９月１７日（日） １０時～１８時（最終日１７時）
会 場：リーガロイヤルギャラリー（リーガロイヤルホテル大阪１階）
絹甫の脳梗塞８年目の新作を初め、松甫、聡甫、門下生、約５０点を展示
皆さまのお越しを心よりお待ちいたしております。 （入場無料）