こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

さようなら N川さん

2019年06月13日 | 悼み


今日の京都教室、わずかに覚悟はしていたものの、あまりにあっけなく幕を引かれたN川さんに、涙もまだ出番がありません。
大病と闘いながら、教室へは一昨年頃から来られてませんでしたが、生き急がれるスピードとエネルギーにこちらも急かされるように、二人三脚で頑張ってきた日々…






スタイルもオシャレ感覚も最高で、さっぱりしたお人柄の中に温かい優しさが溢れ、
いつも場を和ませてくださる方でした。


大好きな押絵に神経を注がれることで、苦しみを紛らせながら完成された「海の精」
お好きでは?とご用意したら、亀のコレクションをなさっておられると分かりビックリ!


最後の作品となった「白鷹」
お世話になった方へのプレゼントで、信じられない速さと綺麗さで完成されました。

 衰えていく様を誰にも見せたくないという、N川さんの美意識を最期まで貫かれたのは、親しい身近な方にとっては淋しすぎたかもしれませんが、誰のお世話にもなられず、あっという間に旅立たれたのは、N川さんらしいと思うと同時に、とても憧れる生き方を見せていただいた気がします。

 それにしても、71年はあまりに早い…
これまでの楽しかった思い出をしっかり抱きしめ、苦しみから解放されたことを喜んで差し上げるべきなんでしょうね…
N川さん、最後までほんとによく頑張られました!
もう何も心配なさらず、ゆっくりとお休みください。