こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

鶴竜親方 解説デビュー

2021年05月16日 | 今日の感動

今年3月、20年の相撲人生に一区切りをつけ、引退を決意した、私のmeromero鶴竜関。
鶴竜力三郎こと、マンガラジャラブ・アナンダさん、
今夏場所から親方として、素晴らしい解説デビューを果たしました!
誰もが認める優しさと真面目な気性、完璧なまでの美しい日本語力、
これまでケガに苦しみながら積み重ねてきたすべての努力は、
親方として、名解説者として、これからますます花開く序章だったように思えます。


16歳で日本にやって来た頃、体重はわずか65キロ。
そこから今の160キロまで体を作り、日本人が恥ずかしいほどの語学力を身につけるまでには、想像を絶する努力があったことでしょう。



大学教授を父に持つ環境の下、スポーツ万能の鶴竜少年は、
NHKテレビで観戦している大相撲の世界に憧れ、入門を夢見るようになります。
そこで、日本相撲協会へ直筆の手紙を出すことに!
日本語の堪能な教授に翻訳を依頼、相撲振興会会長に宛てた手紙がこちら。
この頃の謙虚な思いと、感謝を忘れない心、そしてお世話になる日本への恩返しのために強くなりたいという鶴竜少年の真摯な気持ちに胸が熱くなります。
横綱として優しすぎるのが仇…などといわれることもありましたが、
勝負者の前に人として、穏やかで素晴らしい人格者の鶴竜関が大好きでした。
土俵での雄姿をもう見られないのは本当に淋しいですが、親方として盛り上げてくれる相撲界を、これからも応援していきたいと思います。
(写真はすべてお借りしました)