先週の土曜日、知人の紹介で、息子が有料老人ホーム」で、ヴァイオリンのソロ演奏会をすることになり、
私も、高級老人ホームの見学を兼ねて同行しました
エントランスを入ると、まるでホテル
レストランに椅子を並べてミニコンサートをしました70人くらいの入居者だそうですが、続々とあつまり40名近く聴いてくださいました曲の合間にトークを入れて、知られている愛の挨拶やG線上のアリア、五木の子守歌や愛の賛歌など弾いて、ヴァイオリンの名曲のチゴイネルワイゼンもさすがにピアノなしで、間を取れないので、ちょっと大変そうっでした。
最後は、情熱大陸を小瓶にビーズを入れたマラカスを配って、参加型の演奏会でしめくくり、みなさん、喜んでいただけて、ほっとしました。
毎日、午前は体操、午後は、絵手紙や演奏会や書道教室やクラフト、カラオケと様々なメニューが入っていて、充実しているようです。
介護認定を受けていない方から要介護まで入居できるようですが、確か、入居するときに、要介護2までとかの制限があるとか聞きました。
これって、もしかして、特別養護老人ホームは要介護3以上しか原則は入れないというようになった事と関係あるのかしら?と思ってしまいました。
要するに要介護2までの方は有料のホームにどうぞってこと?
でも、誰でも入れるわけではない、というのは、ホームのHPを見ると、入居するためにかかる費用がすごい!ステキなお部屋 HPより
入居型だと 入居時に430万円~1960万円
月額 15.4万円~44.8万円
月額型だと 月額34.2万円~67.5万円
その他に介護サービス料や医療費などは別途。
これをみたら、私のような年金が国民年金+ちょっとだけ厚生年金で10万円に満たないような庶民には、手の届かない世界。
ちょっと聞いたら、もと医者の方などステイタスの高い方が多いようです。これだけ支払えるというのは、やはりね。
お金があれば、本当に豊かな住環境や介護はいくらでも求められるだろうけど、
最低年金生活者だったり、それほど貯蓄がない方、増え続けていく非正規雇用の場合は退職金もないから、
いざ、施設に入りたいと思っても、限界がある。
人生の中で、環境に最も格差が広がるのは、老年期なのかもしれない。
生まれる時は、病院だし、教育は私立公立の違いはあるがほぼ同じ質の教育になっている、子どもの貧困の問題や就職も多様になり格差が広がっているけど、介護を受けられるかどうかも、段々介護保険制度が改悪される中、また、国立市でも低所得者の利用料免除制度がなくされてきた中、老年期の経済格差が介護の格差、人生の最期の格差につながっているのではないか…と感じた。
国立市は在宅介護を進めているので、特養ホームの増設計画はない。
独居で重度でも在宅でとこまでできるのか、本当にすべての人が、在宅で最後まで過ごせるのか…というと、
今の制度では食事を自分で取れない重度者や認知症が重度の方などには、24時間巡回型訪問介護システムでは、足りない。
お金のある方は、いくらでも任意で手厚い介護を受けられるだろうけど、最低年金生活者には、プラスアルファはできないので、
法整備をして、低所得者でも利用できる制度改革をすると同時に、低所得者でも利用できるホームを作る必要があると思う。
帰りに通った大学通りの枝垂れ桜がきれいだったので、写真を撮りました。
今日も、お付き合い、ありがとうございました。