こんにちは、尾張美也子です!

暮らしの中で感じたことを気ままに綴っていきます。

日本の福祉の現実にぶつかって

2011年12月22日 | 福祉関係
21日、市議会が終わってほっとする間もなく、走り回った一日でした。
午前中は、娘の特別支援学校の高等部を卒業した後の進路さがし。

いつかグループホームなどに入って自立したいと望んでいるので、まずは、生活面でも自立を目指せる場所探しです。

学校の進路部や市役所に相談すれども、可能性を伸ばすようなプログラムをしている施設が少ない。

関東一円探してもらいましたが、どこもほとんど空きがない状況。

たまにあっても、千葉の遠くで毎週土日はお迎えして送ってくことが必修。土日もほとんど用事が入ってしまう市議では難しい。

そして、やっと、ひとつだけ、待機者がいてすぐには入れないが見学はOKのところが見つかり、行ってきました。

東村山市おあるさやま園という社会福祉法人 恩賜財団 東京都同胞援護会がつくっている知的障害者の厚生施設です。


入所して生活をしながら地域生活に移行できるようにいろいろな経験をして、3年をめやすに社会にでられるように計画を立てて支援する仕組みです。

一方で、生活介護型の方は、長期間入所しているようです。

女性限定100人の定員でしたが、今年から男性も入所できるようになったそうです。2~4人で生活する場です。

談話室

陶芸や絵画などの作品作りの部屋

クリーニングの学習。自分たちのシーツなども実習をかねての作業。

明るい食堂。すみっこで、クリスマスの準備についてのはないsぎ

そのほか、音楽室や多目的ホールなどもあり、娘も学校の延長のような雰囲気も気に入って、できたら体験をしたいと言ってました。

待機者がいるので、ここもすぐにというわけにはいきませんが…

実際に、しょうがい児を持って初めて、施設が不足している現実の厳しさを知り、今後を考えると不安が募ります。

今後、国の施策では、施設などはつくらないという方針のようです。
国立市にある滝野川学園という施設も今、100人もの待機者がいる状況です。

福祉行政の遅れをひしひしと感じています。

午後は、東京都庁へ。

東京都の日本共産党の市議団と都議団で、介護保険法や国民健康保険法、後期高齢者医療制度について、

これから国の負担が減らされ、その分利用者に大きな負担(これまでも負担は大きいけど)がさらに増やされることになりそうなので、

市民に負担を増やさず、本来の国庫負担をきちんと行うようになどの要請をしてきました

とくに介護保険については、2000年に始まったときには介護保険料は月、2000円代でした。今では平均4160円。これをさらに1000円以上アップし、介護の利用料までアップしようとしています。介護保険のはじまるまでは、介護については国が5割支援してきたのに、どんどん減らされ、今は約2割になっています。社会保障費を削り続けている国と都に、今後も振り回されるのはゴメンです。

帰り真っ暗にはになっていたので、せっかくここまで来たからと、

都庁の最上階(45階)まで行って、夜景を眺めました

昼間なら、この方向に富士山が見えるそうです

東の方向。眺めているうち、ここにたくさんの人生がある、としみじみ感じてしまいました





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