年に二回ほどの《穴窯》焼成。
月曜に火入れし今日の夕方過ぎに焼き上げる、そんな予定で頑張っている友。
バイト先での知り合い、もう二十年近くなるだろうか?。
時々このプログにも登場しているけど。焼成時には連絡があります。
穴窯とは半地下式の登り窯、普通の登り窯は斜面に築炉されているが、穴窯は窯自体が土の中。
斜面に長い穴を掘りその中にレンガを積み重ね部屋を作り後から埋め戻した形。
もちろん、下で薪を燃やすから部屋を通った火は上にある煙突から煙は出る。
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ここは市街地からかなり離れた山の中、もちろん周りに住む人はいない。
どれだけ沢山の煙が出ても苦情などでない。
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京都宇治川沿いにある平等院の対岸、そこに窯元があります。
今でもここも年二回ほど薪焼成の登り窯がある。
市街地での煙対策として、二次焼成という方法で、此処ではほとんど煙自体は出ません。
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煤煙とか騒音とか焼き物を作るという事は大変ことです。
今まさに、人口減少、後継者不足やお値打ちな海外製品が入って来るという事で産業自体は後退気味。
それでも、試行錯誤しながら若い方々が頑張っている。
友の作品は主に<志野焼き>。
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近くに住む高校時代の友を誘い見に行き、彼は感動していました。(彼とは年に一、二度ほどしか会わない)
薪で窯を焼くこと自体が珍しい。今の窯元は殆どガス焼成。
何故なら彼の職業は《貸衣装店》全然畑違い!!。
ひと時の友との楽しい時間が愉しめました。
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