ばぁばの日記

富士のふもとで 静かにのんびり穏やかに 老夫婦は おなじ方向を向いて身の丈に合った時間を丁寧に送っています。

ガラクタと父の言葉

2021-03-30 23:05:50 | 思い出
ガラクタを眺めながら、父を忍んだ。
口数は少なく怖い存在だった父。
母とはお喋りしたが、父とはあまり口を利かず
遠くから眺めていたような気がする。
実の親子ながら、父は遠い存在だったなあ。
威厳があったというべきか?
結婚式
父は今日から母に代わってお前が家の光になるんだ・・と。
贐の言葉を私に贈ってくれた。
感謝し、有難く涙が零れた私。

その父に一度叱られたことがあった。
どんなにお互いが必要とし尊敬しあって結婚しても
時間が経過すれば、意見の食い違いもあり多少の摩擦もある。
母に主人のこと愚痴っていた時
お前はいつからそんなに偉くなったのだ・・・と。
人のことを責められるほど、お前は立派なのか・・・と。
この一言はグサッと胸に突き刺さった。
何と私は我がままで愚かな人間だろうって、この時も泣けた。

それ以来 二度と口にすることはなく、
仲良く慎ましく身の丈にあった生活を送っている。
毎日を丁寧にお互いを認め合って生活している。

父の大きな心と温かな姿に救われ、いま二人はここにある。
ガラクタは私に本当の意味でのお宝を思い起こさせてくれ
周りの多くの人たちに助けられている事実を再認識させてくれた。



  
      懐かしいな~
      主人と私の若いころ???
 4年ほど前かな?



コメント (31)
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