何を話しているのか ひっきりなしにあっちを向いたりこっちを見たり
飛び立って行ったり 降りたり戻ったり
刈込の上の 軽井沢の雀
雀と言えば 小林一茶(1763~1828)
われときて あそべや おやのないすずめ ( 我と来て 遊べや親の ない雀 )
が 浮かぶね
長野県内 現在の上水内郡信濃町柏原の生まれで 俳諧にその名を遺しているね
軽井沢にも追分の 諏訪神社境内右手に
有明や 浅間の霧が 膳をはふ
の 句碑が立っている
霧の立ち込める時期や 暖かい季節の早朝にこの周辺を訪れると
朝霧が漂う光景に出会うことがあって 実感する瞬間があるかもしれない
新型コロナ騒動の休校で ひとりでお留守番したりして
窓の外を眺めたこどもたちが こんな雀の姿に
ふっと この雀たちが間近に舞い降りて 一緒に遊べたら楽しいだろうなと
思ったかもしれないね
雀は 意外に用心深くて 決して一緒に遊んだりはしてくれないのだけれど