軽井沢の 歴史ある別荘地のひとつに 知る人ぞ知る 「 南ヶ丘 」がある
歴史では もともと中山道の宿場町でもあって
最初に外国人が住み始めた旧軽井沢周辺に 注目や話題が集まるけれど
ここ 「 南ヶ丘 」にも 名だたるお顔触れとまつわるエピソードが息づいている
皇族、華族の皆々様などが中心に 現在のホテル 鹿島の森向かい側の離山山麓に設けた
9ホールの「 軽井沢ゴルフ倶楽部 」(現:旧軽井沢ゴルフ倶楽部)が
手狭になった( 18ホールにしたい)からと移設した
「 新 軽井沢ゴルフ倶楽部 」が 90年前の昭和6年に設けられたほか
かつての富裕層たちが、「旧軽井沢とは違う新しい別荘地を作ろう」と
出資して生まれたといわれているのがこの南ヶ丘で
以前には、上皇后様のご実家の別荘があった事でも知られているね
そんな一角に 昭和の中頃までだろうか 楽しみを探す富裕層の別荘滞在者が池釣りを楽しむ
「 辨天池(べんてんいけ)」という 釣り池が設けられていて
何枚かある釣り池の畔には 後に政財界を切り盛りする顔ぶれが
後の自画像を知ってか知らずか 同じ池に竿を差していたと伝えられている
その 「 辨天池(べんてんいけ) 」のあった辺りにほど近く
現在は 整然と整えられた林間の高級別荘地の一画に 昭和年代後半に東京の本郷から移築され
企業保養所の一部として利用されていた元華族のお屋敷 「 蕉雨館 」が近年リノベーションされ
今日8月25日に 初めて一般にも 内部公開される予定だった
ここに来ての新型コロナ感染者状況を勘案して 「 中止 」が伝えられたね・・
道路から目にする 北向き入口の武家屋敷の構えが 凛とした風貌で前から通るたび気になっていて
リノベーションされた庭内を見学できるというのを楽しみにしていたけれど 残念 !!
計画が再開される日を楽しみに待ちたいね