ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

「操作」「支配」に気づかない(;_:)

2024-10-22 23:56:22 | 不登校のこと
札幌の義母から、いつもこの時期に送ってくれるものが届きました~
 





玉ねぎとかぼちゃ(くりゆたか)です。
かぼちゃの方は全部で6個入っていました。写真撮り忘れです
 
「ご近所さんにおすそ分けしてあげて~」との義母の心遣いなので、いつも仲良くしてくれているママ友などへ、おすそ分けに回りました。
 
ひとりだけ、おすそ分けする時でしか、ほぼ喋る機会がない人がいます。
お中元のおすそ分けをいただくので、そのお返しにね。
 
もうね。久しぶりに話するもんで、なんだかんだと1時間近く喋ってしまいました
 
彼女は、私より一回り下なんですが、すでに、おばあちゃん。2歳くらいのお孫ちゃんがいます。
その家の前の通りのお宅で、次々とお孫ちゃんが誕生していて、4人くらいいるとか?ほぼほぼ同じ年。
 
「今、この通り、おばストリートなの~」と。
おばあちゃんが続々と誕生しているようです
 
そんな話をしていたら、2件先の家に車が停まり、そこの娘ちゃんがお孫ちゃんを連れて遊びに来ました。
 
その娘ちゃんのことはよく知っています。
確かけん太より2歳くらい年上だったと思います。
なんと、不登校お仲間で、同じ通信に通っていました。
 
結婚したことも知らなかったし、お孫ちゃんも誕生していたことも、その時に知りました
通信を卒業して、大学に行ったことまでは聞いていたけど、その後のことは全く知らなかったので。
結婚して、お子さんも生まれていたんですね~よかったです
 
 
その娘ちゃんが不登校になった経緯をお話すると・・・
 
娘ちゃんには、お姉ちゃんもいて、二人姉妹。
お父様が教育に熱心で、全て、娘ちゃんのために敷いたレールを歩かせていました。
 
お姉ちゃんは素直で、なんの反発もなく、親の思いのように動いてくれていたようです。
6年生の時から塾に通っていましたが、塾に行く事も、どの塾かも親が決めました。(これはよくある話かもしれませんが)
中学校に入って、娘ちゃんは運動部に入りたかったようですが、足が太くなるとかで?文化部に入りなさいと言ったようです。
娘ちゃんは、それで、文化部に入ったと聞きました。
 
お姉ちゃんの成功例もあり?妹ちゃんも、同じ方針でレールに乗せようとしたようです。
 
でも、妹ちゃんは違いました。
元から育てにくくて、難しい子だったようです。
 
お姉ちゃんが小6から通った塾ですが、とてもよかったとかで、妹ちゃんは5年生から通うことになりました。
ただ、妹ちゃんは、塾に行くのはあまり乗り気ではなく、でも、嫌と言えず、そのうち体調不良を訴えるようになり、不登校に。
ただ、完全不登校ではなく、たまに行けたりもしていたようで、受験はできたようです。
 
普通高校に入りましたが、そこでも不登校。
そして、通信に転入したようです。
 
残念に思ったのは、そのような状況になっても、お父様は、ご自分の「操作」「支配」に気づかれていなかったこと。
あくまでも、親として「当然」と思われていたこと。
 
お母さまも、いつもお父様を立て、意見などは一切しない。全て、お父様の方針に従うというスタンス。
そもそも、お父様の方針に疑問はないようでした。
 
ご夫婦が同じ方向をみて、心をひとつにして・・・それ自体はとてもいいと思うんですけどね。
「型」にはめようとすることに、問題意識がないことがとても残念でした。
 
こどもはそれぞれなのにね。
不登校になるということは、何かが起きているのにね。
 
 
お姉ちゃんは、高校入学前に、事故で亡くなってしまったんです。
お父様は、ショックで、働けなくなり、自宅に引きこもり、会社を辞めてしまったそうです。
 
確かにお辛いとは思いますが・・・会社を辞めてしまう程とは
 
子どもの人生も、親の人生であるかのような?「共依存」状態だったのだと思います。
 
やはり、親は親の人生を生きてほしい。
子どもが、そのように生きたいなって思えるような人生を。
 
子どもに親の人生も背負わされてしまっては、荷が重すぎます。
そんなに潰れてしまっては、残された妹ちゃんが元気になれないです。
 
その後、お父様は復活されたようですので、よかったですが。
 
妹ちゃんがお孫ちゃんを連れて、遊びに来た時に出迎えられたお父様の姿を久々に拝見しました。
お元気そうでなによりでした。
 
そのお孫ちゃん、2歳になっているかどうかの、かわいらしい女の子で、ママにピタッとくっついていたんです。
 
「かわいい~ママが大好きなんだねぇ~」って私が言うと、
友達が「ママの側にいないと不安みたいなんだよね。いつも、くっついてる」と。
 
そうなんだね?
そういえば、お母さん(妹ちゃん)も、そんなタイプだったかも?
 
子育てに、不安はつきものだけど、不安が的中するわけでもないので。
まずは、子どもとの時間を大切に、子育てを楽しんでほしいです
 
 
 
 
 
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「木曜日」スタートだった復学日

2024-04-15 23:35:05 | 不登校のこと

今日は、夏日となり、とても暖かで気持ちのよい一日でした。

 

この時期は、朝と昼の気温差があり、自律神経が乱れがち。

倦怠感、頭痛、めまい、不眠など様々な心身の不調がでてくる時期ですので、どうか、お気を付けください。

 

休み、遅刻が多い、鬼門の月曜日 (けん太の場合はこの時期に関係なく1年中だけどね・笑)

なんとか無事、けん太は出勤しました。

 

けん太は6年生の4月に復学をしたのですが、始業式の日ではなかったんです。

始業式後の、木曜日でした。

 

その日を「登校日」と決め、その日に登校できるよう、準備を進めていました。

担任の先生に訪問をしていただいたり、まずは、前日の放課後にケン太が学校に行き、

なるべく登校へのハードルを低くして、当日を迎えられるようにしました。

 

学年が変わっているので、教室の場所、下駄箱、自分の席など、変わっていますからね。

それを自分の目で確認しておくだけでも、かなりの安心材料になると思います。

 

尚かつ、担任に、けん太がその日に学校に行くとクラスの皆に伝えておいてもらいました。

後には引けない状況。

でも、最初の1っ歩を踏み出しやすい状況にもなったと思います。

 

その日を「木曜日」にしたのも「意味」があります。

 

超緊張で登校する「木曜日」

なんとか、その波に乗ってさらにもう1日頑張って登校する「金曜日」

二日間、登校できて、少し慣れると、緊張がほどけて疲れも出てくる。

 

そこで、土日休んで、心身の疲れをとって、翌週に備える。

 

登校が少しでもいい形で安定できるようにと願う「木曜日」

 

当日、けん太は、もう覚悟を決めていて、少し緊張気味な面持ちではありましたが、わりと冷静に出て行きました。

そして、弾むように帰ってきて「外に出れて嬉しい!」と、ランドセルを玄関に放り投げて、遊びに出かけたけん太。

その光景は今でも覚えています。

 

学校に行きたかったんだなぁ~

きっかけを待っていたんだ。

行けて本当によかった!と思いました。

 

土日の休み明けも問題なく出て行きました。

帰ってきて、友達と遊ぶ毎日・・・

これで軌道にのった・・・と思いました。

 

が、しかし・・・

 

ちょうど、1週間目くらいに、起きてこなかったのです

「今日、休んでいい?」と。

 

やはり、ずっと家にいる生活を送っていたので、休みを挟んだとはいえ、1週間の学校生活と、友達との遊び。

頑張りすぎて?疲れが出たようでした。

 

でも、この時は背中を押して行かせました。

 

一日休んで翌日、元気に行けるかもしれませんが、

せっかくの流れが止まってしまうリスクもあります。

 

けん太は、その日、これまでと同じように、元気に帰ってきて、また遊びに出かけました。

そして、その後も問題なく行けました。

 

けん太も「疲れていたけど大丈夫だった」という経験を積むことができたのではないかと思います。

 

単なる一瞬の気のゆるみ?だとしたら、簡単に「休む」ことを選んでほしくないしね。

 

 

入学式が多い「8日」は、今年、月曜日ですね。

新しい環境がスタートし、その後、休みなく1週間びっちり登校です。

今年は大変そうですね

 

カレンダーをみて、そういえばけん太は「木曜日」スタートだったなと思い出しました。

「月曜日」だったらどうだったんだろう・・・とも。

 

皆さんのお子さんが、軌道に乗れていますように・・・

 

 

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園に戻ることができたこと。微熱が下がったこと。それを経験して・・・

2020-07-09 23:34:51 | 不登校のこと
昨日の夜、ケン太が持ち帰ったもの。





UFOキャッチャーでゲットしたのだとか。
20cmくらい?まあまあな大きさです。
1,000円投資らしいです。

どうでもいいけど、ピアノの上に飾ってあります


ケン太の幼稚園時代に微熱が続いていたという話。
思い出しましたので、少し書きますね。

確か、インフルだったと思いますが(定かでない
出席停止期間が開けて、登園したわけですが、
次の日、微熱が出て休み、下がって行ったと思ったら、また休み、
まだ体調が万全ではないのかなと心配していたのです。

その時に、担任の先生の言葉です。
正確には・・・・

「精神的なものでいくらでも熱は上がりますからね。37.5℃くらいまでなら来させてください。」だったかな。

ケン太は初登園の日、園舎の入り口で親から剥がされる時に大泣きでした。
教室に入ってもずっと泣き声が聞こえてきて、ママ友に笑われたくらいです
その後、毎朝、大泣き
「お母さん、こっちを振り向かないで行っちゃってください!」と毎度、言われ、
毎朝、ケン太の泣き声を背に、小走りに園から去っていきました。

ここで、泣いている子がかわいそうなどと思いが残ってしまうと、
子どもはそれを察して、甘えが出て、余計に離れられなくなってしまう。
ずっと離れなかったり、教室まで付いて行ったりすると、
他の子に「いいな」と甘えが伝染してしまう可能性もあり、それを避けたかったのもあると思います。
心を鬼にして、子どもの自立のためにそういった対応をとる必要があったということですね。

インフルで数日間休んで、園に行って、
遊びが変わってきている。友達との距離感?自分の立ち位置?
数日間で変化していることを感じ取ってしまったようです。
繊細さが出てしまいましたね。

先生もそれを感じ取っていらっしゃったのでしょうね。
だから、メンタルって決めてましたもん(笑)

2、3日休んでしまったタイミングで、
担任の先生が夕方訪問してくださり
「明日から来てくれるかな?」と先生と指切りげんまんして、
翌日から、問題なく行けるようになったのです。
微熱も出やしません(笑)

先生の言う通りだ~とここで初めて納得できました。

この時はそれで行けてしまったのだから、まだかわいかったなと思ったりしますが


今、思い出すと、園側の対応ってビシッとしていましたね。

皆で遊んでいる時に、ケン太を叱ったら蹴られたので、それを先生に報告したら、
「お母さんは周りの目を気にして叱ったのではないですか?」と。
ドキ!

ケン太を叱らなければということよりも、ここは親として叱っておこうというポーズ?
親としてちゃんとやっているんだという周りの目を意識する方が先だった?
それをケン太に見抜かれたから蹴られた??

そうかも~と思ったよ~
先生の見立てはいつも的確でした。
定年を迎え一時期、退いたのに、また呼ばれた大ベテランの先生でした。
だからこそ、ビシッと言えたのだと思います。


その時のことを思い出すと、今の時代はどうなんだろうと思います。

さすが、コロナの感染対策をしている時に、
37.5℃までは来い!なんて言えないだろうけど、
コロナに関係なくても、言えないのではないかと思う。

今は「無理させないように」ですものね。
お休みしたら、本人が動き出すのを待つ?

ケン太は止まりそうだったけど、先生が家に来てくれて、
指切りげんまんして、背中を押してくれた。

それがなかったら、ケン太はあのまま幼稚園に行けなくなっただろうと思います。

幼稚園に行って、また楽しく遊べて、
微熱が下がってしまうことも知らないで終わったかも?
まだ病気だから治るのを待つしかないと思ってしまったかも?

あの時のことはとても印象的に記憶に残っています。
今もそれが根底にあります。




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不登校の「原因」と「きっかけ」

2019-07-16 23:19:26 | 不登校のこと
先日、「不登校性格傾向チェック」なるものをやってみました。

笑っちゃうくらい当たっていました。

【忍耐力欠如型】【完璧主義タイプ】だそうです。

一部、ピックアップします。

【忍耐力欠如型】の特徴・・・

何事にも我慢が苦手で、どうしても楽なほうへ流されてしまうので学校や人間関係に大きな障害がない場合でも、
欠席が続くと不登校状況になる可能性がある。(ピンポン!

対応・・・苦しいことから逃げようとすることを、うるさく言ってもアドバイス自体を苦しみと捉える。
そのため、ごまかしたり、話をそらしたりして、聞き入れることは少ないので注意すること。
嫌なことがあったり、興味がなくなると「おもしろくない」「疲れた」とすぐ投げ出してしまうので、
物事の結果や成果に目を向けさせる必要がある。

【完璧主義タイプ】の特徴・・・

オール・オア・ナッシング(10点か0点か)で、自分の理想とする結果が得られそうもないと、
最初からまる投げしてしまうことも多い。(ピンポン!ピンポン!!)

対応・・・白か黒かという判断基準を持っていることが多く、考え方や態度に柔軟性がかけていることが
多く見られる。こだわりすぎて結果が出せないことも少なくない。
適切な価値観を身につけさせる必要がある。「よくできました」という価値観ではなく、
「調和がとれている」「頑張った過程」に価値を見出させるようにする。
ほめ方や評価の与え方を変えることが必要。


我慢が苦手、楽な方に流れる。
オール・オア・ナッシング
こだわりすぎて結果がだせない・・・

なぜ、わかるんですか?(笑)

社会に出て、少しは柔軟性が出てきたように思いますが、
不登校になった当初はほんとこだわりが強くて自分を縛っていましたね。

不登校になるべくしてなった?

いや、そういうわけではないと思いますが、
何かのきっかけでなる可能性があるタイプなんだと思います。
今は、どんな子も不登校になる可能性があると言われてはいますけどね。
外的要因、内的要因、環境・・・運、不運もありますから。

ケン太の場合ですが・・・

私がよく言っている、中学受験での追い込み。
確かにこれは大きな要因です。
でも、これが「原因」とは言えないと思います。

何故なら、我が家以上にスパルタでやっているご家庭もあります。
その環境に置かれた子が、全て不登校になるわけではないですから。

ケン太に不登校に向かいやすい何かを持っていたということだと思います。
それを考えず、ガンガンやってしまい、
もしかしたら対応次第では回避できたかもしれないのに、
それに気づいていなかったということなんだと思います。

「原因」はそこなんじゃないかと思います。

あくまでも中学受験は「きっかけ」なんだと思います。



中学校では顧問の締め付け、人格否定。
顧問から逃げるように学校を休み始め・・・ついに完全不登校。

生徒指導ではかなり問題のある先生だったと思います。
でも、ケン太が課題をやっていれば顧問の攻撃を受けることはなかったです。

ケン太も提出しなければどうなるかはある程度わかっていたはずです。
顧問の厳しさが、ケン太の想定以上だったということだとは思いますが、
そして逃げるしかなくなった。
「緩み」からの「逃げ」ですね。

顧問はケン太だけを攻撃したわけではなく、
他にも洗礼を受けた生徒はいます。
かなり人格否定の言葉を浴びせられています。

でも、その子は一度は「退部」を考えましたが、思いとどまり、
最後まで部活をやり遂げました。

高校に入って部活でいろいろ大変だったそうですが、
中学校の顧問に洗礼を受けていたので、これくらいなら・・と思えたそうです。

ケン太は、小学校の時に不登校の経験をしているので、
どうしても同じ選択をしてしまいがちというのはあると思います。
その方法を知ってしまっていますからね。

「逃げ」ではない選択もあったはずです。
ケン太が「逃げ」を選んだんですね。

もし、顧問のことがなかったら、ケン太は不登校にならなかったのだろうか・・・
何ごともなく卒業できたのだろうか・・・・

それはなんとも言えないです。

高校に進学し、学校にも先生とも友達ともなんのトラブルもなかったはずです。
むしろ、今まで一番、好きな先生。
どこをとっても気が合う友達と出会えています。

でも、やはり、緩みから課題提出が滞り、行き渋るようになり、
テストを受けず、追試もボイコット。課題を放置し・・・同じことの繰り返しになりました。

10か0。
すぐ投げ出す。
欠席が続くと不登校・・・

この性格傾向ですね。


だから、あの顧問でなければ、不登校にならなかった・・・ではないと思います。

環境を変えようと転校したけど、転校先でもまた不登校になった。
この話もよく聞きますけど、これも同じですね。

学校がこうであったら・・・
この先生でなかったら・・・
この友達がいなかったら・・・

不登校にならなかった?

そうかもしれないです。
でも、もしかしたら、それは「きっかけ」にすぎないかもしれませんね。




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100点取って悲しくなる・・・(;_;)

2019-07-04 23:51:18 | 不登校のこと
昨日、同じ住宅地のママ友とばったり会い、久しぶりに立ち話をしました。

4人の子どものママさんです。
一番上の子がケン太と同級生。
一番下の子は今、小学校4年生です

彼女は以前は、子ども会の行事を忘れたり、子どものお迎えを忘れたり、
ドタバタママさんで皆に心配されていました

今は、小学校のPTAの役員をやったり、地域と学校を結ぶコーディネーター?をやったりもしているようで、
当時を思うと、その姿が想像できないのですが
頑張っているんだなぁ~凄いな~と思っていました。

昨日も「ボランティアの数が不足しているからやらない?」なんて声かけられて
しっかり役員さんしてましたよ。
「いや、いや、いや、」とお断わりさせていただきましたが

そしたら彼女が・・・

「うちの〇〇、あまり学校に行ってないんだよね。私が学校に行く日の方が多いよ~」
「そうなの??

彼女の息子くん。
最初は普通クラスでしたが、3年生くらいから?特別支援学級に移ったのです。
授業について行けなかったようです。
今でも、ひらがなとカタカナの区別がついているのかどうか・・・だそうです。
計算も苦手のようです。

「特学」に移って、最初は本人もよかった~と思っていたそうです。
でも、やはり、授業がわからない。
先生が一生懸命フォローしてくださるようですが、
いくらやっても、やっぱりダメだ・・・となるそうで、
さらに落ち込んで辛くなり、学校に行きたくなくなっているそうです。


ある日、テストで100点をとったそうです。
でも、そのテストを受け取ったら、泣き出してしまったんだとか。

先生がびっくりして話を聞くと・・・

小学校1年生の時、100点を何回かとったことがある。
でも、それ以降、まったく届かずで、
もう「100」という数字を見たくなかった。
その数字を目にして、辛さが蘇り悲しくなってしまった。

先生から「100点とりましたけど、そのことに触れないようにしてあげてください」と
電話があったそうです。

100点とって嬉しい!・・・じゃないんですね
100点とれなかった辛さが蘇ってしまうとは・・・


兄弟4人ですが、性格が2パターンに分かれているようでして、
2人が、大らか、細かいことは気にしない。
2人が真面目で敏感。落ち込みやすいらしいです。

ママもパパも知ってますが、
大らかだし勉強にプレッシャーをかけるタイプではないし、
伸び伸び育てていたという印象です。
持って生まれた気質なんでしょうね。


学校は勉強するところだし、
出来ないところを少しでも出来るようにとファローしてくれるのはありがたいけれど、
それでも出来なくて、ますます落ち込んで、それで学校も行けなくなってしまってるので、
勉強以外で、これなら出来る!と本人が自信を持てるものを見つけられるような
取り組みをしてもられるといいんだけどな。
そういう環境はどこかにあるのかもしれないけど、近くにないし、
車も運転できないし、今のところに通うしかないから・・・と。

確かにね。
それぞれ皆、何かを持って生まれているはずだからね。
個々の能力を引き出せる場所であったらいいよね。


ケン太がいた通信制高校では、学習障害の子や
小、中学校の不登校で勉強が追い付いていない子もいて、
勉強以外の可能性を見出すことに力を入れていました。

アルバイトの斡旋、ボランティア活動への参加・・・
資格試験にも力を入れていて、資格試験の授業があったし、
学校が試験会場になっていて受けやすい環境でした。
学校で推奨している資格以外に、自分が獲りたい資格がある場合、
それを学校側に申し出れば環境を整えてもらえました。

高校生になるといろいろと特色のある学校があって選択肢も広がるけど、
今、小学生で、次は中学生だからなぁ~

近くの中学校も、きっと今と同じような環境だと思うんだよね


息子くんはいつもゲームしたりして過ごしているらしいですが、
ゲームのバグを取り除く、デパッカーという仕事もあるしね。

物を作るのも好きだというので、そっち方面でもいいし。

出来る仕事は必ずあるから!!!と
力強く、語ってきました



家に帰ってきて、ケン太にその話をすると・・・

「学校に行けなくたって大丈夫だよ。気にするなって」と

ごくごく軽~く言ってました

自分が行けない時期に、行けなくたって大丈夫!なんて思ってなかったと思うけどね
でも、今、働いているからこその言葉なんだろうなぁ。

それも、真剣にではなく、気軽に言えるのがいいのかもしれないね。


しかし、彼女は学校に行けなくなった子どもがいながらも
学校側の仕事に協力して、度々、学校に出向いて・・・

それを彼女がやっているのが凄いな。
私は辛くて出来ないなぁ。

彼女は悲壮感というものをまとっていないんです。
いつもの彼女のままなんです。
それも無理している感じではなく?

それが彼女の生まれもった持ち味?
大らかさだろうと思います。

それが息子くんにもいいように思います。


なんとか乗り越えていってほしいです。





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