涙と笑いのHIV奮闘記II

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
歳のせいか治療の副作用のせいか忘れ物がひどいんです。

奈良へ

2015-06-14 16:00:00 | 自然

大阪難波駅への電車の吊り広告でこんなのをみました。

 

で、芝居が終わった後、なんばウォークのクジラパークに行ってみました。

 

う~ん、もっと観光案内があるのかと思っていたのですが、
オートバイレース、カーレースには全く興味がありません・・・

そこにある中央軒で長崎皿うどんを食べて帰宅です。
車窓から朱雀門。 

 

駅をおりてちょっと散歩。

  

変わった紫陽花。

  

ガクアジサイと近鉄電車。

 

ノウゼンカズラ?

  

ちょっと疲れました・・・

 


H27文楽鑑賞教室

2015-06-14 15:35:05 | 古典芸能

朝から大阪日本橋の国立文楽劇場へ。

今開かれているのは第32回文楽鑑賞教室です。
多くの人に文楽に触れてもらおうという企画で毎年開催されています。
三宅坂の国立劇場では同じ六月に、歌舞伎鑑賞教室や、
伝統芸能の魅力として声明を楽しむ、邦楽を楽しむ、雅楽を楽しむ、日本舞踊を楽しむなども開催されていますね。

 

いつも通り近鉄奈良線で日本橋駅まで。

途中車窓から大極殿。

 

日本橋から劇場まで徒歩数分です。

 

高津小学校の跡地に建てられたので、その碑が劇場の前に。

 

劇場1階の絵看板。

 

日によっては学生の団体さんが入って、なかなか厄介なのですが、
日曜日ならと思ってこの日を予約したんですね。

案の定学生さんは全くいませんでした。

補助席まで出る大盛況です。

 

最初に「五条橋」。

京の五条の橋の上
大のおとこの弁慶は
長い薙刀ふりあげて
牛若めがけて切りかかる

牛若丸は飛び退いて
持った扇を投げつけて
来い来い来いと欄干の
上へあがって手を叩く

前やうしろや右左
ここと思えば またあちら
燕のような早業に
鬼の弁慶あやまった

で有名な五条橋です。

文楽の五条橋は「鬼一法眼三略巻」(菊畑、一條大蔵譚が有名ですね)の五段目。
刀狩をしているのは弁慶ではなく、牛若丸で、
牛若丸を退治に来たのが弁慶となっています。

次に「解説 文楽へようこそ」

大夫・三味線弾き・人形遣いの技芸員が、それぞれの役割について、実演を交えながら解説します。

劇場で配布されているこのパンフレットにも解説が書かれています。

  
  
  


今日の技芸員は大夫が豊竹靖大夫、三味線が豊澤龍爾、人形遣いが吉田文哉。
長年観ていると、大夫さんと三味線についてはなんとなく分かっていることが多いですね。
語り分け、弾き分けの実演は、菅原伝授手習鑑の「寺子屋」の段でしたね。
人形遣いの難しさは良く分かりました。
左遣いは桐竹勘十郎さんのご子息、吉田蓑次でした。
主遣い、左遣い、脚遣いの役を観客の中から3人募ったので、すかさず手を上げましたが、選ばれませんでした・・・。

10分の休憩を挟んで「曽根崎心中」 生玉社前の段、天満屋の段、天神森の段。

生玉神社は劇場から歩いて10分ほどのところにありますね。
そして徳兵衛が手代を勤める醤油屋平野屋は内本町。自分の通う病院のすぐそば。
天満屋は大阪駅の南にある北新地、そして天神森はそのすぐ近くの露天神社(お初天神)の森です。
今お初天神を訪れても、文楽の舞台の面影はほとんどありませんね。

天神森の段の初めの語りが有名ですね。

この世の名残、夜も名残。
死にゝ行く身をたとふれば
あだしが原の道の霜。
一足づつに消えて行く、
夢の夢こそ哀れなれ。

あれ数ふれば暁の、
七ツの時が六ツ鳴りて、
残るひとつが今生の、
鐘の響きの聞き納め
寂滅為楽と響くなり。

この詞を岩木星澄さんが書いたものが、劇場2階のエスカレーターを上がったところに掛けられています。

 

 

今回の演目のスタンプは無く、文楽劇場のスタンプでした。

 

次回の文楽劇場の観劇予定は、来週のこれです。

 

また五條橋。
なぜかこちらは「條」。