今日は京都国立博物館での「京を彩る琳派」展を観に行きました。
事前にいろいろ情報を集めて、(twitterの@rinpa_miyakoで混雑状況が確認できます。
開館1時間以上前に着くようにでかけるか、昼過ぎ頃に出かけるかの決断。
ちなみに、今朝は開館10分後には入場まで80分待ち。
結局昼過ぎ頃に着くように奈良を出発し、京阪七条駅からぶらぶら歩き、
博物館に着いたのが午後0時45分。
ところが、それがラッキーで、
すんなりと入れました。
てっきり明治古都館で開催されると思いきや、会場は平成知新館でした。
しかも、知新館の3階から始まり、1階まで、1階の仏像彫刻のスペースを除き、すべてが会場です。
ビックリ。
混雑具合も、鳥獣戯画展のときや、奈良国博での正倉院展を思えば大したことがありません。
第1章 光悦 琳派誕生
第2章 光悦と宗達 書と料紙の交響
第3章 宗達と俵屋工房
第4章 かたちを受け継ぐ
第5章 光悦 琳派爛漫
第6章 くらしを彩る
第7章 光悦の後継者たち 琳派転生
の7章に分かれて展示されています。
見所の一つは光悦・宗達の共作鶴下絵三十六歌仙和歌巻。
これは巻物の全長13.56mというもので今まで一度たりとも一度に全てを展示したことは無いということです。
平成知新館の会場があってこその展示ですね。
二つ目は養源院で来客を送迎する唐獅子の杉戸絵。
養源院の本堂は「血天井」で有名なのですが、この血天井のある廊下を挟むようにあるのが杉戸絵。
唐獅子の描かれた杉戸以外に、波と麒麟、白象の描かれた杉戸もあるそうです。
ちなみに養源院は国立博物館から南に徒歩5分ほどのところにあります。
三つ目はなんといっても風神雷神図屏風ですね。
今日は光琳、宗達二人の風神雷神図。
自分は宗達の方が好みかな?
抱一のは、10/27からの展示になります。
10/27~11/8は三人の風神雷神図屏風が同時に展示。
光琳のは11/8 までです。
この光琳の裏に描かれていたのが抱一の傑作夏秋草図屏風です。
陶磁器、工芸品もまたすばらしく、
蒔絵、螺鈿を駆使した二つの国宝、光琳、光悦の硯箱。
光悦の楽焼、乾山の焼き物。兄光琳が下絵を描き、弟乾山が賛を書いて焼かれています。
多くの人が、途中からもういっぱいいっぱいになって、後半になるとがらがらになってきました。
琳派堪能した1日です。
あと2回くらいくると、ほぼ全作品を観ることができそうです。
会場内の撮影スペース。
外には、こんなものもあって、ここも撮影スペースですね。
おっと何か着ぐるみがやってきましたよ~。竹虎図の虎をモチーフにした「竹虎君」だそうです。
さて、もう四時。ってことは3時間以上かかったってことですね。
敷地内の噴水がいい感じ。
もうちょっと早く観終わったら、龍谷ミュージアムに行く予定でしたが、次回にお預け。
今日も図録(なんと3000円!)は思いので買わず、いつも通り絵葉書のみ購入。
は~疲れました。
京都駅で電車に乗って出発を待っていると、「しまかぜ」がやってきて。
いろんな人が撮影にやって着ましたl。
空には三日月。
京都国立博物館だより。
は~、それにしても疲れました。