MOBU'S MUSIC MAZE

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始まりました。チャイコフスキー国際コンクール2023

2023-06-22 17:18:42 | 音楽夜話(クラシック)
始まりました。チャイコフスキー国際コンクール2023




テレビのニュースで知った。今年は4年に1度の開催年だったのですね。
ということは、藤田真央さんの回からもう4年たつのだという。時間の経つのは
早いものだ。彼は今引っ張りだこになっている。
今回はロシアのウクライナ侵攻ということもあり開催も危ぶまれていたようだけれど
こぎつけたようだ。ピンチはチャンスと見るか。参加人数も減り、3大コンクール
(ショパン・エリザベート・チャイコフスキー国際)から外され、会場の入場料金も
上がり、いいことはないが、それに向けて準備してきたコンテスタントにとっては
やるしかないのだろう。
今回もピアノ部門を聴いていくことにする。もう、ラウンド1は開始され、50分の
ステージを組んで演奏する。25名のコンテスタントの演奏を聴き、無手勝流で
次のステージに進めるコンテスタントを選んでいく。無茶ぶりだ。ピアノの何たるかも
熟知している耳の超えたファンではないけれど、ごひいきを作って次の世代の演奏家を
見守っていくのはある種面白い感覚がある。藤田氏がそうだったように。今回、どんな
タレント性を持った新人が出てくるか楽しみ。その原石堀に時間を割く。ワールドカップ同様
寝不足になる日も出てくる。モスクワとの時差は6時間。スタートは切られた。



ジョアン・ファレッタ指揮 ハワイ交響楽団 ホルスト「惑星」

2023-06-22 16:56:46 | 音楽夜話(クラシック)
6・21


15:00-17:00 20.00-22.00 HawaiiPublicRadio


ホルスト:組曲「惑星」 op.32  3652  
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
ジョイス・ヤン Joyce Yang(ピアノ)


ジョアン・ファレッタ JoAnn Falletta指揮ハワイ交響楽団
2022年5月14, 15日 ホノルル、ワイキキ・シェル


ジョアン・ファレッタ 1999年よりバッファロー・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督。
ハワイ交響楽団は前身のホノルル交響楽団が1900年という古参のオーケストラ。


より
ホルストの「惑星」
「火星」重量感はあるものの、アンサンブルの精度がもう少し欲しい。
いいとこまで行ってるのだけれど、芸術顧問頑張ってほしい。「金星」ヴァイオリンや
チェロのソロ部分は頑張っている。「水星」もう一つ詰めが欲しい。「木星」これだけ
取り出して他のプログラムでも使っているのかもしれない。練習出来てる感じがする。
付け焼刃でない習熟感がある。「土星」アンサンブルはまぁまぁこなれているように聞こえる。
「天王星」感じは出ている。「海王星」神秘的な表現が要求されるところ。最後に女性合唱が
入るものの、弦・木管のアンサンブルで切り抜けている。会場のパイプ・オルガンで代用していた
演奏会もあった。オリジナルの合唱団を入れるスペース費用などを考えて、編曲版を使う事もあるようだ。
オリジナル志向だと、一寸、聴き手のテンションは下がるが致し方ない。

6月22日生まれのジャズマン ラロ・シフリン

2023-06-22 16:01:53 | 音楽夜話(ジャズ)
6.22


Lalo Schifrin (Composer, Arranger, Piano) was born in Buenos Aires, Argentina in 1932.91歳おめでとう。


「燃えよドラゴン」かと思ったら、「ミッション・イン・ポッシュビル」の人だった。
テーマもわかりやすく耳に残る。始め4小節が勝負みたいなところがある。
かっこよく耳に残ることが、このような音楽の命かもしれない。それを生み出したシフリンは
やはりすごい人なのだ。


Enter The Dragon(1973)-Main Theme
https://www.youtube.com/watch?v=ZunGXrbS0hQ


Mission: Impossible And Other Thrilling Themes
https://www.youtube.com/watch?v=cSpGbYTZbpk&list=OLAK5uy_kpNkHIGejR8yYHmkN1GJ_OQnvqq9AS8cU



レコード芸術2023年4月号の特集「神盤再聴」その輝きは色褪せない。シャルル・ミュンシュのブラームス

2023-06-22 15:48:27 | 音楽夜話(クラシック)
レコード芸術2023年4月号の特集「神盤再聴」その輝きは色褪せない。シャルル・ミュンシュのブラームス


ヨハネス・ブラームス - 交響曲第1番 ハ短調 Op. 68


パリ管弦楽団 - Orchestre de Paris シャルル・ミュンシュ - Charles Munch (指揮)(1968年)


ブラームスを聴き始めた頃は、何を言いたいのか奥歯にものが挟まった様な音楽で、
特に交響曲は長いし、とらえどころがなかった。それで先輩は、歌曲あたりから
入ったらというアドヴァイスをくれた。


聴き通すなんてとんでもない時代があったのだ。敷居の高いブラームスがなんとなく
聴けるようになって、番数選びが始まる。先輩は1番推し、もう一人の先輩は4番推し
だった。ブラームスの交響曲は何か暑苦しいしそれを通り越さないと面白味にたどり着かない
というメンドクサイ事情が私にはあった。その暑苦しさを超え、やっとなにか面白味が
感じられたのはずいぶん経ってからだった。


1番は結構重厚で暑苦しかった。そんな中で、名盤と言われるものでもスルーしていた
ものも多かった。カラヤンとかバーンスタインとか大御所も何かスルーしていた。
後になってやっと聴けるようになってもこの1枚は蚊帳の外だった。


ミュンシュの1番だった。ミュンシュの定評はフランス物ではなかったかなという個人的な
思い込みもあり、横に置いたままだった。今回このような機会があり、配信音源であるけれど
聴いてみた。


凄い熱量で迫る。ある意味時代の音だ。聴き始めの頃だったら冒頭3分聴いたらストップを
押していただろう。


こういう厚みのあるブラームスもいいなぁと思うのは、歳のせいだろうか。冒頭の
ティンパニーの鳴りもよく引きこまれる。録音も優秀に思う。カロリーの高い演奏。
パリ管はクールな団体というイメージが自分の中にあったけれど、指揮者によっては
このような演奏も可という団体だったのだ。「重厚でドラマティック」という本文の
表現が当たっているように思えた。こういう1枚も時には色々気つかせてくれる。