MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

3月2日生まれのジャズマン  ダグ・ワトキンス ラリー・カールトン

2025-03-03 06:23:39 | 音楽夜話(ジャズ)
3月2日生まれのジャズマン  ダグ・ワトキンス ラリー・カールトン
Born on this day, March 2nd…




Doug Watkins (Bass) was born in Detroit, MI, 1934–1962. 生誕91周年 没後63年


ダグ・ワトキンスの活動時期は短い。リーダーアルバムも
2枚とか。サイド・マンとしては色々なセッションに
参加してたから、ジャズ・メッセンジャーズや、ブルーノートの
ハンク・モブレイとか、ドナルド・バードとか綺羅星のアーティストの
元でベースを弾いてたからそれなりの音源は残っている。
今日は、ケニーバレルのブルーノートでないプレスティッジの
セッションから彼の演奏を聴いてみる。


Kenny Burrell PRESTIGE7088 1957


Baritone Saxophone – Cecil Payne
Bass – Doug Watkins
Drums – Elvin Jones
Guitar – Kenny Burrell 1957
Piano – Tommy Flanagan


リズム隊にトミー・フラナガンのピアノ、エルヴィン・ジョーンズの
ドラムという布陣。相手にとって不足はないところのケニー・バレルだ。
いいに決まってるじゃんと思うけれど、このアルバムはそれほど評価
されてるわけでもない。ちょっとした迷盤かもしれない。そんな中
ワトキンスのウォーキングベースを聴く。
ES175は1953~7年ごろに製造されたもの(ピックアップが
P90シングルコイル2つのもの)と思われる。アルバムは1957年発売。
その前に所持していたものだろう。ナチュラルの175は珍しいかな。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


Larry Carlton (Guitar) was born in Torrance, CA in 1948.  77歳おめでとう。


ミスター335。日本国内の彼のファンは車のナンバーを「・335」にしているという
話は以前書いた。ある意味うらやましかったりするが、ギブソンのセミアコの335は
フュージョンとともに売れた。カールトンは上手いので、いくらでも弾き倒せた。
アルバム数も多いけれど、何か同じものを食べる様で、いつの間にか自分の中から
出て行ってしまった。もう少し毒気があってもいいと思うが、彼はきっとそういう
毒気のないミュージシャンなのだろう。それを良しとしているファンがいるのはうれしい。


Fingerprints
https://www.youtube.com/watch?v=R2hIefcx2k8&list=OLAK5uy_nO7UyT_oqQEGbUjQajETN2wxlkSvu1Sl4&index=1



NHK-FM JAZZ TONIGHT リクエスト特集・春

2025-03-03 06:12:16 | 音楽夜話(ジャズ)
リクエスト特集・春


ジャズ・トゥナイト
リクエスト特集はいつも面白く聴いている。隣は何を聴く人ぞ。
番組側の選曲も含めての番組作りが感じられたりする。
日本中のリスナーのこの1枚、この1曲が聴けていい時間が過ごせる。
人に歴史あり感謝の2時間。今回は何が聴けるか。
普段聴いてないものがほとんどだから、新しい刺激が得られる。
そんな発見が面白い。




楽曲一覧
You Must Believe In Spring
Bill Evans
(5分40秒)
<ユニバーサルミュージック UCCO-5612>


エヴァンスの終焉。その後もタイトルは増え続け音源の
発掘が続いている。CDでもってたな。当時、時折聴いて
なんかしんみりしてしまうのでたくさん聴くことはなかった。






I Could Have Danced All Night
Shelly Manne & his Friends
(3分) (マイ・フェア・レディーより)
<ビクターエンタテインメント VICJ-60314>


シェリー・マンって上手いよな。このコンポラの一連のアルバムは
すきだったりする。なんか溌溂として元気もらえる。
プレヴィンのピアノはOKマイ・フェア・レディーはマストですね。


The Water Is Wide
Charles Lloyd
(5分)
<ECM UCCE-1001>


メルドーのピアノ。チャールズ・ロイドのサックスはいい。
ジョンアバークロンビーのギターが好きと大友さんは言っていたが
ギタリストの感性が呼んだのかな。アコギで絡んでいるアバクロも
珍しいか。曲はイギリスのトラッドだけれど、詩情があっていい。




Incident On South Street
The Lounge Lizards
(3分21秒)
<EG REDORDS VJCP-2509>


ラウンジ・リザーズ。初めて聴くグループ。
80年代のクインテット演奏。メインストリームぽいけど
シリアスでいいかも。




Dark Moisture
Eivind Aarset
(7分47秒)
<JAZZLAND UCCM-1026>




オールセットのギター。初めて聴く。フリーっぽい感覚の音楽。




永武幹子トリオ 、峰厚介
(10分54秒)
<Owl Wing OWR-41>
このピアニストはこの番組で聴いて知った。2作目のリクエスト。
この峰さんのサックスがなかなか詩情をくすぐるバラード。
永武さんのコンポーザーとしての実力もうかがえる。




Unisons
Mikhail Alperin 、Arkady Shilkloper
(4分29秒)
<ECM POCJ-1021>


89年録音。DUOアルバム。金管とピアノのDUO。
変わった面白い音楽。




The Window
富樫雅彦
(7分20秒)
<キングレコード KICJ 2299>


富樫さんのパーカスってやはりキレキレで
かっこいい。独特のうまさ天性のものがある。




貝殻節
坂田明
(14分42秒)
<Starlets Records EOCD-0002>


坂田さんというと山下トリオからミジンコ博士になってしまい、
最近は演奏活動しているのか・・・。このアルバムも4半世紀まえ
のものだという。でも、いまでも現役。
彼の生気は感じられ、独特な感性は現存実在する。ある意味かっこいい。
Voも切れがあっていい。
ピートコージーのギターが存分に聴ける。


てつ
明田川荘之
(11分9秒)
<AKETA’S DISK MHACD-2656>


アケタの店はうかがったことがない。
2010年の録音。詩情あふれる曲。


So Many Stars
鈴木央紹
(4分33秒)
<T5Jazz Records T5J-1022>


T5Jazz Recordsって、オルガンの宮川純さん
のアルバム出してるところかな。24年の12月28日に52歳の若さで
急逝された。ライブ活動されていたのはどこかで見た気もしたけれど、
このようなリクエスト番組でファンの方の声を聴くことになろうとは。
割とソフトな語り口でのサックスは聴きやすい。そういうスタイルだった
のかもしれない。ご冥福を祈る。 合掌。


Old Folks
伊勢秀一郎
(5分45秒)
<Jazz and Freedom Records JAF-002>
ラストレコ―ディング(1955年石巻生まれ)24年7月68歳で逝去。
プレイズ・マイルス ピアノDUO 
ミュートがいい具合に効いていて情感あふれる演奏が聴かれる。


Landslide
Derek Bailey 、Evan Parker 、Hugh Davies 、Jamie Muir
(7分)
<Honest Jon’s Records HJRLP-215>


Jamie Muir追悼。パーカッションが鳴り響く。




今回も堪能しました。ありがとうございます。感謝。



マリオ・ヴェンツァーゴ指揮 ハノーファー・ニーダーザクセン州立管弦楽団 ファランク・モーツァルト・ベートーヴェン

2025-03-03 06:00:17 | 音楽夜話(クラシック)
3.2
21:00-23:00 13.00-15.00 NDR


ファランク:序曲第1番 ホ短調 op.23
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67
Silvia Rozas Ramallal(フルート)Ruth-Alice Marino(ハープ)
マリオ・ヴェンツァーゴ指揮ハノーファー・ニーダーザクセン州立管弦楽団
2025年2月9日 ハノーファー、州立劇場


この間は2番のホ長調を聴いた。今日は1番のホ短調。
ファランクは雰囲気のある曲を書いている。今日取り上げられているということは
なかなかこの年代ではないかもしれないので、需要があるか掘り起こしているか。
なかなか聴ける局のように思う。


モーツァルトのフルート&ハープはパイヤール盤を良く聴いていた。
ランパルだったかな。ここでは、モーツァルトのメロディーセンスがよく出ている。


後半はベートーヴェンの5番。1楽章の終わりの方少しテンポいじったり
しているけれど想定内か。2楽章はゆったりと進む。3~4楽章は標準的な
演奏のように思う。聴きやすかった。



チェン・ライス(ソプラノ)アイヴォー・ボルトン指揮アントウェルペン交響楽団

2025-03-03 05:55:34 | 音楽夜話(クラシック)
3.2
19:00-20:25 11.00-12.15 NL_Radio4


モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」 K.621~序曲
ベートーヴェン:演奏会用アリア「ああ!不実な人」 op.65
ソリスト・アンコール ベートーヴェンのアリア


モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
チェン・ライス(ソプラノ)アイヴォー・ボルトン指揮アントウェルペン交響楽団
2025年3月2日 アムステルダム、コンセルトヘボウから生中継
英語読みでアントワープ交響楽団。


割とかっちりした遊びのない感じの演奏できびきびしているというのか、
バロックみたいなかっちり聞こえたりして、面白いというかなんというか。割と
序曲も交響曲もそんな感じ。ベートーヴェンは声楽が入るから伴奏に
徹していて特に何かあるわけではないけれど、モーツァルトなども曲間に拍手が
入っていたりするし、割とフランクな取り組みな感じがした。ベルギーの楽団。