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山田和樹指揮モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団演奏会 20210110

2021-02-03 10:45:08 | 音楽夜話(クラシック)
05:00-08:00 21.00-24.00 RadioClassique
山田和樹指揮モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団演奏会

メンデルスゾーン:序曲 ハ長調 op.101「トランペット」


つかみにはいい曲かも、交響曲の終楽章を聴くようなまとまりのある
感じの曲。明るいし、乗っていける。旋律もなにかどこかで聴いたことある
ような感じだし、つかみやすかった。惹きこみやすい感じは山田さんの
真骨頂かも。


シューマン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
シューマンは、ピアノ協奏曲はよく聴くものの、ほかの協奏曲は
殆ど聴かないかもしれない。
ツィンマーマンのVnも久しぶりに聴くかな・・・。ムターと共に
ドイツのヴァイオリン界の期待の星だった。
50代のVn奏者の立ち位置はどのようなものなのか。ベテランではあるし、
何かのセクションにはいると思われる。
技術的にも円熟しつつあるだろうし。何か違う色合いの出てくる年代なのかも
しれない。


演奏は堂々としたものだし、説得力も感じられた。若手と違う、音色の
粋を感じた。1711年製のストラディヴァリウスを使用。
この曲の録音も残している。


ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調


この曲とプログラムを組む時は、「テ・デウム」をあとに置くか
するらしいが、今回はそのようでなく、9番の前に2曲置いた。
ボリューム的には重いプロなのかもしれない。
ブルックナーだけでも1時間程度かかる。
長いものでも苦にしないようだ。


このスケルツォは耳に残りやすく、すこしリズムを
立たせるような演奏に思えた。


終楽章も堂々と演奏された。終演後声がかかる。力演でした。


長丁場お疲れさまでした。

山田和樹指揮モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
2021年1月10日 モンテカルロ、レーニエ3世音楽堂



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