MOBU'S MUSIC MAZE

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クリストフ・カンペストリーニ指揮ポーランド国立放送管弦楽団演奏会

2022-06-15 16:43:53 | 音楽夜話(クラシック)
6月14日


02:00-04:30 19.00-21.30 Polskie2


シュレー Thomas Daniel Schlee:演奏会用序曲「ある祭のための音楽」
ペンデレツキ:ヴィオラ協奏曲(チェロと管弦楽版)
ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調    11125


アンジェイ・バウエル(チェロ)
クリストフ・カンペストリーニ指揮ポーランド国立放送管弦楽団
2011年5月8日 ワルシャワ、ポーランド国立放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサートホール


前半のプログラムは都合により割愛。
ブルックナー2番を久々放送で聴く。10年前の収録だ。年季入っている。
このところ若手でも録音しているようで、だんだん認知度が上がっている。


まだ、ブレイクしているわけではないけれど、好きな人は好きな曲。
個人的名曲で、割と長く聴いている。これもいくつか版があって、
2楽章と3楽章(スケルツォ)がひっくり返っている版もあるけれど、
ベートーヴェンの第九に倣い、あのスケルツォのティンパニーがこの曲でも
耳を惹く。1楽章はイン・テンポというか、速すぎず遅すぎず、淡々と進めていくが
それでもある種のコクは感じられる。2楽章の緩徐楽章は良く歌い、マーラー5番の
アダジエットとまではいかないまでも、個人的には好きな緩徐楽章。
3楽章のスケルツォはひょうひょうと展開していき、終楽章につながっていく。


個人的には、2楽章と3楽章がひっくり返ている、キャラガン版がお気になのだけれど、
この版で録音されているアルバムは現在もあまり見られない。
ナクソスのティントナーの物を聴いて知ったのだけれど、それが個人的な
ベンチ・マークになっている。


終楽章は快速で駆け抜けていくような感じがある。演奏に力がある。
なかなか聴かせる演奏のように思う。終わりの前にリタルダンドをかけて
進んでいくのも工夫がみられていた。 
今で聴ける2番だったと思う。



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