MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)山田和樹指揮バーミンガム市交響楽団 バルトーク・ショスタコ―ヴィチVn協2番・矢代秋雄 交響曲

2025-02-07 09:09:19 | 音楽夜話(クラシック)
2・6


04:30-06:45 19.30-21.45 BBC3
 
バルトーク:舞踏組曲 sz.77
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番 嬰ハ短調 op.129
ソリスト・アンコール 二コラ・マチス: パッサージオ ロット


Akio Yashiro24 Preludes ccfor piano (Selection)藤田 真央(p)CD音源


矢代秋雄:交響曲(英国初演)




イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)山田和樹指揮バーミンガム市交響楽団
2025年2月5日 バーミンガム、シンフォニー・ホールから生中継


主兵のバーミンガム市響で、定期のプログラムなのかもしれない。
バルトーク、ショスタコーヴィチ、矢代と個性的な曲が並ぶ。
日本の作曲家のものも紹介できるようになったことは、彼の
ここでの位置がしっかりしてきたのではないかと思われる。


バルトークも普段聴くことは少ない。独特な旋律・音型が聴きなれないと
やはり耳馴染まない。これも聴きこみ必要か。


ショスタコーヴィチの1番は先日聴いて、なかなかな曲であることが分かった。
2番は初めて。これも聴きこみ必要だけれど、1番とはまた違うテイスト。
イザベル・ファウストもすごい技巧派的な演奏を披露した。


矢代秋雄の交響曲(1958年)。戦後の日本人作曲家の作品。
現代曲といえないこともない。不協和音や、独特なリズム、
日本的な旋律も入っていたり、工夫の跡がみられる。
今なぜ矢代なのかということはあっても、山田氏が取り上げる
意味はあったのかもしれない。ポピュラーな、外山雄三氏の
「管弦楽のためのラプソディ」でないところが一歩前進か。
日本の作曲家の作品が時々取り上げられることはあっても
有名なものに限られている。たとえば。


伊福部昭(いふくべ あきら、1914年 - 2006年)
武満徹(たけみつ とおる、1930年 - 1996年)
黛敏郎(まゆずみ としろう、1929年 - 1997年)
松村禎三(まつむら ていぞう、1929年 - 2007年)
間宮芳生(まみや みちお、1929年 - )
湯浅譲二(ゆあさ じょうじ、1929年 - 2024年)
矢代秋雄(やしろ あきお、1929年 - 1976年)
一柳慧(いちやなぎ とし、1933年 - 2022年)
三善晃(みよし あきら、1933年 - 2013年)


名前は聞いたことがあるものの、その作品はほとんど耳にすることはない。
地元のフィルハーモニーで再演されてても聴きに行ったことはないし、
矢張り作曲家の渾身の作品はポピュラーにならないことが再演を妨げて
いる様子もある。


矢代氏の作品も、日本人作曲家が好きで、聴きこんでいる人なら聴く感じ
ではあるもののそうそうリピートするものではないだろう。
コンサートで再演されるかは未知数。1950年代の作品がイギリス初演なのだから
推して知るべしか。


コメントを投稿