MOBU'S MUSIC MAZE

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3月10日生まれのジャズマン ドン・アブニー

2025-03-10 21:48:51 | 音楽夜話(ジャズ)
3月10日生まれのジャズマン ドン・アブニー








Born on this day, March 10th…












Don Abney (Piano) was born in Baltimore, MD, 1923–2000. 生誕102周年 没後25年




ドン・アブニーは表に出てくるよりは、セッション・マンとしての活動の方が
長かったような感じです。有名ミュージシャンとの共演もあり、マンハッタン音楽院卒の
実力は発揮されていたようで、カーメン・マクレーの「ブック・オヴ・バラード」が
有名みたいです。




50年代、流行ったジャズの勉強法というか、接し方で、マイナス・ワン・レコードというのが
ありました。これは、主旋律を除くバックの演奏が入っているもので、色々な楽器で練習できる
様に工夫されたレコードで、何種類か見たことがあります。それ以降、余りマイナス・ワンのレコードは
見られなくなり、CDなどでも最近は作られてないようで、スクールに入って練習した方がいいのか
そういう時代だったのか、見なくなりました。そういう技術的なものを習得するためのものを
教材として作って出していたようで、このバックのマイナス・ワンのピアノがドン・アブニーなのですが、
なかなか雰囲気あっていいのです。こういうバックがついてるなら、主旋律を演奏練習する方は
気持ち入りますよね。上手くやらなくちゃと思える演奏のように思います。このレコードは主旋律の
ガイドが入った演奏はないので、本当のマイナス・ワンものですね。途中のアドリブも堂に入って
います。クラシックなどでは今でもあるのかもしれませんが、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番の
マイナスワンものは見たことがあります。オーケストラだけ入っていて、それにピアノを合わせて
練習するというものでした。




Music Minus One, Vol. 2: A Rhythm Background Record for Any Musician or Vocalist
https://www.youtube.com/watch?v=GbUc24KQ30c&list=OLAK5uy_mwwo7fbk6eGfsmDMz3B76iQJvJ7MYETzk&index=1



趙成珍 チョ・ソンジン  ヤニック・ネゼ=セガン指揮 フィラデルフィア管弦楽団 ベートーヴェンP協2番 ブルックナー交7番

2025-03-10 21:45:43 | 音楽夜話(クラシック)
3・10


02:00-04:00 13.00-15.00 WRTI


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.19
ソリスト・アンコール:ハイドンピアノソナタNo53ホ短調
HobXVI:34第3楽章モルト・ヴィヴァーチェ




ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調








趙成珍 チョ・ソンジン(ピアノ1994韓国)
ヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管弦楽団
2024年9月28日 フィラデルフィア、ヴェライゾン・ホール


30歳を超えたピアニスト。ショパンコンクール出身。
録音も行っているが、協奏曲は、今回のセガンとモーツァルトの
協奏曲を録音している。ベートーヴェンはLIVEのみで、
アルバムはない。ベートーヴェン若書きの時代の作品の演奏だけに
なにか爽やかな感じを受ける。割としなやかに弾き続けて
角のない感じの演奏のように思えた。


後半、ブルックナーの7番。
ヤニック・ネゼ=セガン 、モントリオール・メトロポリタン管弦楽団で、
全集を2018年にリリースしている。7番も手の内かもしれない。
曲の掴み方が上手いかもしれない。流れもよどみなく浮き立たせるものは
浮き立たせみたいな作り方をしている。聴いてても面白い感じを受ける。
ごつごつ感はないけど、7番はそれよりも静謐でなおかつ何か深いものが
感じられた方が面白い。そんな演奏だった。