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Domniq(パーカッション)  陳依琳指揮 サンパウロ交響楽団 ショスタコ―ヴィチ交響曲第10番 他 

2024-09-21 22:46:04 | 音楽夜話(クラシック)
9・21


08:30- 20.30- YouTube_Osesp — Orquestra Sinfônica do Estado de São Paulo
Concerto Digital: Osesp, Elim Chan (regente) e Domniq (percussão) 


クライン:真夜中の時
エトヴェシュ:スピーキング・ドラムス
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調 op.93
Domniq(パーカッション)
陳依琳指揮サンパウロ交響楽団
2024年9月20日 サンパウロ、サラ・サンパウロから生中継


クラインは現代曲。エトヴェシュの曲は2012年。パーカッション
協奏曲の体を成している。弦バスはお休み。


10番。傑作の1曲としているが、陳依琳指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団で
今年の3月多分初めて聴いている。今回2度目。
まだ、マーラー・ブルックナーで止まっている。ショスタコーヴィチは
政治がらみなので、天才とはいえ別の意味での苦労が絶えない方だったのでは
ないかと思う。
1楽章が永遠に長い。いつ終わるのかと思うような長く続くフレーズに
緊張感が持続する。弾き手も大変だろうが、聴き手も大変だ。
1楽章だけで、24-5分かかる。天才の作るものは一味も二味も違う。
2楽章のスケルツォ楽章は5分以内。跳ねるリズムが気分を変えるものの、
やはり、彼の旋律線は独特だ。あっという間に終わってしまう。
3楽章、4楽章。暗い旋律が続く。彼の世界はいつもこうなのだろうか。
最後は瞬時盛り上って終わるのだけれど、これを目指しての傑作との
長い1時間弱が終わる。当分、向き合わなくて位もいいかもしれない。
会場はブラヴォ―が出て、サンパウロの聴衆は鷲掴みされたようだ。




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