MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ジョナサン・ノット指揮  東京交響楽団演奏会

2022-10-23 10:16:20 | 音楽夜話(クラシック)
14:00- ニコニコ生放送_ニコ響(ニコニコ東京交響楽団)
【ブルックナー、シェーンベルク、ウェーベルン】東京交響楽団 川崎定期演奏会 第88回 Live from MUZA!≪ニコ響≫


シェーンベルク:5つの管弦楽曲 op.16
ヴェーベルン:パッサカリア op.1
ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調
ジョナサン・ノット指揮東京交響楽団
2022年10月22日 川崎、ミューザ川崎シンフォニーホールから生中継


シェーンベルク・ウェーベルンといえば、音楽史的にはウィーン楽派、12音音楽
というようなキーワードが出てきそうですが、実際、日常で、聴くことはほとんどないし
コンサートにもあまりかからなかったりします。教養的に聴くことはあっても楽しみの
ために聴くことはほとんどないと思われます。このような音楽が好きな方も
もちろんいらっしゃるとは思いますが、個人的には難しいですね。


この日の前半はそれらの曲集でした。音楽監督のノット氏も思惑があり、
このようなプロを組んだのでしょうが、楽団の皆さんも仕事とはいえ
なかなかハードな取り組みなのではないかと思います。


それ程長い曲ではありませんが、集中を強いられますし、聴きどころが
よくわからないというか面白味を探すことで終わってしまいます。
音楽の楽しみをここで使ってしまうわけにはいかないので、このジャンルには
足がいまだに向かないのも年齢的なこともあるけれど、致し方ないと
思います。


後半のブルックナーの2番はお気になのですが、今回は2楽章3楽章が入れ替わって
演奏されるというアナウンスがありました。単純にキャラガン版なのかと思って
いましたが、(ノーヴァク版 第2稿)とありました。ノット氏の思いのたけは
ここに記されています。


「ブルックナー:交響曲 第2番」 楽章順の変更について|10/22川崎定期、10/23定期
https://tokyosymphony.jp/pc/news/news_4843.html&page=1


こういう説明は珍しいというか、ブルックナーならではというか、「版問題」を
抱える彼ならではの、演奏者側の解釈でのものだと思います。


個人的には、2・3楽章入れ替えの方が、ある意味自然に入っていけるので
入りやすいというのは、ティントナーのキャラガン版で体験済みで
この版の演奏を聴くことが多いので、何の抵抗もありません。


その他にも、ノット氏の私見を読ませてもらって、解釈の多様さに
参考にさせていただきました。


熱の入った演奏に、若しかしたらノット氏もこの曲お好きなのでは
と思った次第です。


映像を見ながらの鑑賞はいろいろ別の楽しみもあり、左右両翼の1・2Vn
弦バスは向かって左奥上に配置、ティンパニーは中央にと、普通の配置とは
違うものです。このようなことも音声だけではなかなかわからないことで、
ステレオヘッドホンでもしてれば、定位はわかりやすいですが、普通と
違う配置だと戸惑ったりすることがあります。
ここでは弦バスが右からというところを本日は左から聞こえてくるのである意味
新鮮なのですが・・・。


ニコニコ動画の配信は29日まで、視聴可能です。
https://live.nicovideo.jp/watch/lv336115839



マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)ロバート・スパノ指揮アトランタ交響楽団演奏会

2022-10-23 10:12:51 | 音楽夜話(クラシック)
10・21


11:00-13:00 22.00-24.00 GPB


・コープランド:庶民のためのファンファーレ


・マイケル・ガンドルフィ1956年~:ピアノ協奏曲  918 4047 


・コープランド:交響曲第3番


マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)ロバート・スパノ指揮アトランタ交響楽団
2021年11月18-20日 アトランタ、ウッドラフ・アーツ・センター内シンフォニー・ホール


Piano Concerto (2021)


Commissioned by Paul and Linnea Bert for the Atlanta Symphony Orchestra
Duration: 32′
Instrumentation: 2[2.pic]222/4231/tmp+3perc/str


マイケル・ガンドルフィ hp
http://michaelgandolfi.com/?_ga=2.135830322.2031981048.1666328331-1830532340.1666328331


音楽監督のロバート・スパノはアメリカの作曲家の作品を取り上げていることが
多いそうだ。
今回はその中から、コープランドと、ガンドルフィー。
そのなかから、ガンドルフィ―のピアノ協奏曲を聴く。
マルク=アンドレ・アムランは、以前、演奏技巧の長けたピアニストとして
放送にもよく流れていた時期があった。


昨今ではあまり聴かなくなったけれど、時折このような機会に恵まれる。
作品は2021年の新作だ。初演という指示はなかったけれど、それほど
かかっていないだろうから、ソリストも固定されてるかもしれない。
飛んだり跳ねたりする躍動感のある曲だった。
今どきの和音だったりリズムだったり、映画音楽を聴くような感じもあるけれど、
彼自身がジャズやロックを取り入れている世代なのでそれもありなん。
面白い曲でした。一聴して気に入るものもあるのが音楽のいいところ。



ベフゾド・アブドゥライモフ(ピアノ) オットー・タウスク指揮 西オーストラリア交響楽団演奏会

2022-10-23 10:09:47 | 音楽夜話(クラシック)
10.20


11:00-13:00 13.00-15.00 ABC


モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」 K.384~序曲


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
ソリストアンコール:ショパン:24の前奏曲OP28より第4番ホ短調


プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調 op.100




ベフゾド・アブドゥライモフ(ピアノ)オットー・タウスク指揮西オーストラリア交響楽団
2022年9月3日 パース、コンサートホール




南半球も頑張っている感がある。
モーツァルトの序曲もさらっといい感じに聴かせ、
ベートーヴェンの協奏曲も古典派的にちょっと固めに
演奏し、プロコフィエフの「古典」も、オーケストラの機能全開で鳴らし切る。
今どきの標準的なオーケストラのカタチをしていると思う。堅実路線というか。
聴いていて小気味よかった。



10月20日生まれのジャズマン マーチン・テイラー

2022-10-21 14:42:22 | 音楽夜話(ジャズ)


10・20
Martin Taylor (Guitar) England in 1956. 66歳おめでとう。


この方は、はじめアコギの演奏のアルバムで聴いた記憶がある。上手いのだ。
聴かせるし。確かに指もよく回るし、伝わるものもある。
ソロアルバムも出してしまう。幅の広い音楽性もあるのではないかと思ったりする。
ヴァーチュオーゾ系のアーティストかもしれない。
何か耳に残るアーティストだったりする。


Sketches: a Tribute to Art Tatum
https://www.youtube.com/watch?v=AGP7DKTNXs8&list=OLAK5uy_lMxQhOsL46inHiEF0YnKO4fK-mS_KRyBQ&index=1







ハンス・ロットの交響曲第一番をめぐる話題。

2022-10-20 12:24:59 | 音楽夜話(クラシック)
ハンス・ロットの交響曲第一番をめぐる話題。




録音できなかった。なぜかコーデックか何かの違いなのか、普段できている
と思っていたが、できなかった。
日本時間夜中なので、起きているわけにもいかないので、タイマー録音して
後で聴いているものの、こういうある意味レアというか、マニア向けというか
オタク志向のプロはなかなか放送がない。多分、CD発売前なので、もしかすると事前演奏で
放送録音だったら、CDと違うテイクだったりすることも考えられるわけで、ある意味レア。
逃がした獲物は・・・。


ハンス・ロットは近年時折プログラムに載るけれど、ヒット作には微妙。
ブルックナーの聞いたことないようなタイトルの作品と、マーラーの花の章を
前半に、後半ロットの1番を置く、なかなかその手の愛好家にはうってつけかと。
聞き逃して残念度は高かったかも・・・。


バンベルク響 ヤクブ・フルシャ。


BR-クラシクコンサート(BR-KLASSIK番組説明より機械訳)


バンベルク交響楽団:ヤクブ・フルシャ


ブルックナーは彼(ハンス・ロット)を「最高の生徒」と表現し、「素晴らしいことはまだ聞かれるだろう」と
表現した。そして、彼の仲間の弟子グスタフ・マーラーは、彼の中に「新しい交響曲の創始者」以外の
何ものでもないのを見ました:1858年にウィーンで生まれ、1884年にそこで亡くなりました。
したがって、ハンス・ロットは短い命しか与えられませんでした:彼の死のとき、彼はモーツァルト、
シューベルト、ガーシュウィンよりも若かったのです。
それにもかかわらず、ハンス・ロットはかなりの作品を残しました。
しかし、約80の作曲(またはスケッチ)のうち、約25の作品だけが演奏可能な状態にあり、
ホ長調の独創的な交響曲 - ほぼ1時間続く記念碑的で大規模な作品。
1880年の晩夏に完成したこの楽譜は、ブルックナーとブラームスのエコーに浸透すると同時に、
新しい音楽の世界を幻想的に見つめています。
ドイツ・グラモフォン・ゲゼルシャフトとのデビュー・アルバムのために、バンベルク交響楽団の
ヤクブ・フルーシャ監督は最近、バイエルッシャー放送との共同制作で「彼の」オーケストラとの
並外れた交響曲を録音しました。
10月に発売予定のCDには、アントン・ブルックナーを起因とする謎めいた交響曲前奏曲ハ短調と、
後に撤回されたグスタフ・マーラーの交響曲第1番の「ブルーミン」楽章「至福の携挙」に満ちた魅惑的な
アンダンテが収録されている。


アントン・ブルックナー:交響曲前奏曲 ハ短調;
グスタフ・マーラー: アンダンテアレグレット - "ブルーミン";(花の章)
ハンス・ロット:交響曲第1番ホ長調:


水曜日, 19.10.2022 20:05~22:00 放送 日本時間20日3:05~5:00