男子のFSの感動をもう一度と朝のスポーツニュース(昨日)を観ていたら、
女子の結果をさらっと流すではないかっ!
がぼーんっ!
結果を知っての鑑賞は…避けたかったのに…油断していました。
やられた~
一応、録画予約したので、仕事帰ってから観賞。
優勝を浅田選手が逃すのであれば、イタリアのコストナーに穫って欲しい!
と思っていたら、現実になった。
実力がありながら、ずっと金を穫れなかったから。
バンクーバー五輪の時は、ボロボロだったしな~。
随分と安定してきて、ついに女王の座を手に!
彼女のダイナミックで疾走感あるスケーティングと、細やかの曲の表現も素晴らしいです。
2年ぶりの女王奪還を期待されていた浅田選手。
結局、ジャンプのミスがひびき6位という結果で今期を終える。
今大会前までは、ほぼトリプルアクセルを決めていたらしいが、
現地に入ってから調子を崩したらしい。
荒川静香さんも演技後の解説でおっしゃっていたが、”元気がない”と。
確かにSPから様子を見ているとそんな感じがする。
体調でも悪かったのか?
同じコーチの男子の小塚選手も元気がなかった。
FSの時顔色悪かったし…
同じリンクで練習するであろうから、2人とも風邪でも引いたか?
単なる憶測に過ぎませんが。
しかし、結果に対してそんな言い訳をしないのがこの2人だ。
どんな事情があるにせよ…
私が感じる事は、浅田選手は、まだ発展途上なのだろう。
佐藤コーチの元、技術の基礎を学んで来た。
確かに結果となってその成果は出ているようだ。
スケーティングも以前のように速くなり、スピンの回転の速度も増した。
エッジの使い方も巧くなった…
だが…
表現力が他の選手と比べると乏しい気がする。
リズム感もあるし、曲の解釈も出来ていると思うが、アスリートなのだ。
自問自答を繰り返し、常にパーフェクトを目指す…でもそろそろ外へ目を向けて欲しい。
『ファンの為に頑張る』いやそう意味ではないのだ…
表現者になって欲しいのだ。
いつも内に向かってしまうそのエネルギーをもっと外へ発散して欲しい。
もはやトリプルアクセル、綺麗だけでは勝てない、
エレメントをしっかりこなすだけの自己満足では駄目なのだ。
選曲も重要だ。
彼女の優雅さを求めるあまり、静かで緩急のない曲ばかりが続いてしまった。
そろそろ違う一面を観せるべきではないだろうか?
おそらく、色んな曲を滑れるのではなかろうか?
少し前のエキジビションのタンゴのようなメリハリのあるリズムにのれる曲の方が
彼女の魅力を発揮出来るのではと思う。
ドン・キホーテのようなフラメンコ調もいいかもしれない。
敢えてフリーで挑戦して欲しい。
これからの2年間に期待するとしよう。
鈴木選手。
見事3位銅メダル!!!
病気を乗り越え、滑れる喜びを噛み締め、本当に今日まで根性でやって来ました。
演技中は、そんな彼女のスケートを愛してやまない心情が全身から溢れ出ています。
長久保コーチにメダルをという希望が叶えられて良かったですね。
素晴らしかったです。
村上選手。
食事もまともに取れない状態で、よく最後までしっかりと演技出来たと感服です。
この経験が更に彼女の成長の糧となるのでしょうね。
女子は、とくに混戦で、誰が優勝してもおかしくない大会でした。
実力は拮抗、調整がうまく行き、なおかつ精神力がある選手が実力を発揮出来ました。
これから、ソチ五輪まで、どうなるかわかりませんねぇ~。
超新星が登場するか?ベテランが実力を存分に出すか?
楽しみです。