もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

片岡球子展 旭川美術館

2010-07-19 21:50:58 | アート
芸森を見逃したので旭川まで。

『面構え』シリーズもさすがの迫力でしたが、
山がすごいです。
富士山だけじゃなく浅間山に心をつかまれてしまいました。
圧倒的な情熱と色彩に圧倒されて
どこからこんなエネルギーが出てくるんだろう

ほかのお客さんも話してた。
「おい、これ○○才過ぎてから書いてるぞ」

大きい絵も細かく着物の柄が書き込まれているので
近寄ったり離れたりしながら
思う存分鑑賞。

晩年の
『もうスケッチには行けないだろうから
家で描ける物を』と手がけ始めたという裸婦。
貪欲なのが芸術家の業なんでしょうか(良い意味で)

図録は買ってこなかったので
球子の言葉をメモしてくれば良かったな、と思っております。
火山は怒りを描いているとかね、
印象深い言葉が沢山あったので。

女性が絵で身を立てるなんていうことのない時代に
教員の傍ら寝ずに絵を描いたという逸話にも
球子の精神と肉体の強さとともに
描かなければ生きてゆけないヒトであったのだなと
少し怖さを感じたりしました。
才能は飼いならせなければ己を食い尽くしてしまうものなのでしょう。

自分が若いときはちっとも気にならなかった画家です。
年をとるのって面白い。
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芸森の名品

2010-04-11 20:14:10 | アート
昨日は久々に芸森。

20周年記念の収蔵品展ということで、無料でした。
混んでたわけだ~。

色々な作品がありましたが、
見覚えがあったのは舟越桂”雪の上の影”と砂澤ビッキだけかな。
”午前3時の玩具”を最初に見たのは新潟だった、そういえば。
舟越桂の作品は『知っている人に逢った気がする』よ、いつも。

あとは1点だけあった片岡珠子がやはりすごい。
小さい作品で、他の作家のものと並べてあったのに
初めて見る作品なのに
『片岡珠子がここにあるぞ』パワーが出ていて振り返ったもの。

他の作家も70代80代で描いた大作を見ると
年を取って枯れたりイマジネーションが衰えないことが
作家の資質というか業というか、
そういうモノを感じますね。

そうそう。
芸森の入り口の川べりにふきのとうが鮮やかに。
身近に土が無いので春の気配が感じられないのか。
土、本当に無いもんなぁ。


そう沢山の距離を歩いたわけでもないのに
疲れすぎて眠れなくて
眠れる場所を探して夜中に毛布と一緒に部屋中を移動。
今日はぐったりしてました。
毎年春は不調だけれど、今年は寒暖の差がとても厳しいもよう。
お腹切ったのもあるし、あとはストレス!
身体一周のじんましんもでましたよ~。


~~~~~~~~~~~

大森南朋さんのTRを見て
前からヤナイさんの顔が好きだった理由が判明。
ヤナイ→古田新太→大森南朋 黄金の流れだわ。
みんな金髪だと2割り増しに好き。うふ。

ああ。
金曜日に「スイートリトルライズ」観た。
ザッツ江國ワールド。
映画の感想って、どこで止まってるんだっけなぁ。
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「クリムト、シーレ、ウィーン世紀末展」

2009-07-20 21:55:18 | アート
本当は天気のいい方が、芸森は楽しいのだけれど
ギャラリートークを聞きたくて土曜日に。
着いたらもう始まってて、沢山の人。
絵が見えない後で少し聞いたけれど、ふむー。

クリムトとシーレは昔っから大好きなので、
期待してたのに、きていた作品が少ない。
数年前に東京のBunkamuraで観たときの方が
好きな作品がきてた記憶が。
(「接吻」か「抱擁」あたりの大作も観た気がするけれど、
図録買ってないのでなんとも)

多分、クリムトとシーレに限ると
うちの
ポストカードブック・ポストカードコレクションの方が
点数が多いと思うよ・・・。

しかし、本物のパワーは
知ってるだの知らないだのを言わせない。
印刷だとどうしても色彩が違ってしまうし、
油絵でも素描でもタッチを間近で観ると感じ方が全く違う。
シーレの人物画の
捩れた身体のラインや、不自然なポジションの手は
学芸員さんの解説で今回じっくり観たし。

やはり
クリムトは《パラス・アテナ》
シーレは自画像ですね、印象深いのは。
クリムトの官能美・シーレの退廃の美

ウィーン分離派とひとくくりにしても、
様々な画風の画家が混在していて、
それは面白かった。

~~~~~~

特設グッズ売り場にデメルが出店してるなんて知らなかった!
そしてザッハトルテ売り切れ!
持ち合わせがなくてチョコ買えず・・・。
とてもいい香りのフルーツティと
クリムトの絵付缶入り(いささか微妙)キャンディ購入。
でっかいクリムトの絵付紅茶缶も売り切れでした。
しかし、
ミュージアムグッズとして前から目撃していた
立体の「接吻」「抱擁」は微妙すぎるよな。
あと、それらの(今回きてない)有名作品のポスターやバッグなど
美術業界に商売上手さんがいらっしゃるのね。
バッグって、微妙通り越してヤバイよ。
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蜷川実花展~地上の花、天上の色~

2009-01-14 21:39:58 | アート
2008/12/27 東京オペラシティ

これが観たくて日程を組んだのだ。

2006年 横浜美術館「アイドル」
2007年 表参道ヒルズ「NINAGAW WOMAN」
2008年 「蜷川妄想劇場」

このように、蜷川実花の写真、かなり好きなので。

彼女の写真は過剰である。
花も人物も、色彩・衣装・小道具
何もかもを足して足して、
そうして写しだす美しいもの。

最低限の要素でリアルを表現する作家達とは正反対にみえるが、
それは表現手段の違いで、
美しいものの妖しさに対峙し、切り取る姿勢は同じ気がする。

華の写真からは酔うほどの鮮やかな色彩と、
少しの性の匂い。
荒木氏とはまた違う性質のエロス。

今回初めて若い頃のセルフポートレート(ヌード)を観た。
そういえばあの頃、
ガールズフォトという言葉があってセルフヌードって流行ったっけ。
でも、蜷川実花は、裸をさらしながら
その奥の苛立ちを隠していない。
若さ、なのだろうか。

展示室一室と、廊下の壁一面にポートレート。
過剰な色彩でありながら、セルフイメージが一致している人。
演出で物語の中の登場人物になりきり、名前と顔が一致しない人。
女優、俳優、モデル、アイドルetc それはそれは沢山の人々
多分、本人の中に無い要素を演出することは無いのだろう。
だからこそ、
ごひいきの俳優の写真に「これいつもと違う~。嫌い」とつぶやく人がいる。

最終日前日ということで、大混雑でしたが、
圧倒的に女子が多いお客さん。
あきらかにアート系の男子をして「わかんねー」と言わせる写真。
キレイなんだからそれでいいじゃん。
男のコって、楽しみ方がヘタですね。
私なんて、
オンナノコ魂がぴかぴかに磨かれましたよ。
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岡本太郎記念館

2009-01-05 21:02:59 | アート
2008/12/27

南青山は結構好きな場所で、何度も行っているのに、
初・岡本太郎記念館。

迷いつつたどり着いたわき道に、うっそうとした庭を持つ建物。
そこが岡本太郎記念館。
靴を脱いで上がる建物の1F奥がアトリエ。
2Fに展示室。
全館写真撮り放題という太っ腹。
しかし、目くらましに合うぞ。
画面見てる間に自分の目でしっかり見なくちゃ!
記憶に残るのはそこだから。

展示室は狭いのに、太郎パワーが炸裂している。
芸森で見た時の何倍ものパワー。
作品の数も空間も何もかもがこじんまりなのに、
文字通りのHomeだから?
特にファンではないのにひきつけられてしまう。

~字は絵だろ。
 絵だって記号だ。
 どちらも呪術をはらんでいる。~

全くもってカッコ良いじゃないか。
このテーマで太郎が書いた絵文字が壁に並ぶ。
その中から2点だけ写真に撮って来たのは
楽しそうに踊っている「楽」
凄みのある「笑」
心にすとんと落ちたこの二文字。
あとは、
ニューヨークタイムス(だったと思う・・・)に掲載された意見広告の
「殺すな」の文字。

写真、載せられないのが悔しいな。
それくらいパワーのある字たち。

あと、太陽の塔(縮小版)の背中には黒い太陽があったり、
”太郎と記念写真コーナー”があったり、
太郎の芸術爆発コーナーがあったり(勝手に命名)
小さいけど充実してます、本当に。

1Fのアトリエは作品の保存のためでしょうが、
ひんやりとしていて、
沢山の立体とキャンバスと画材などがひっそりと。
そして、片隅に美しい螺鈿模様がついたピアノ。
ここで太郎が作品を生み出していたのか・・・。
アーティストのアトリエの再現はすごく好きなので、
じっくりと見た。

庭にも『これでもかっ』というぐらい作品たち。
顔のついた植木鉢は、ここにあってこそでしょうが、
草木に埋もれ、あまりにナチュラル。
座ることを拒否する椅子もね。

実は併設しているカフェに、最初に入ったのだけれど
(あまりに腹ペコだったので)
ばななさんがこの記念館とカフェを絶賛している意味を考えつつ、
パンケーキとアールグレイのセットを食しながら
”イルカ”を読んでいたら、
横に置いた携帯のストラップがイルカなにの気がついて笑う。

秋口に前につけていたストラップが壊れて、
沖縄みやげを友人に選んでもらって余ったイルカ。
(もうひとつはジンベイザメ)
他に替えがないのでただそれをつけていただけなのに。
このタイミングで
ばなな・”イルカ”(もちろんばなな作品)・イルカ(ストラップ)
なんだもん。
笑うよなぁ。
世界は繋がっていて、私が何を選ぶかなんだ。ほんと。
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ナンシー関 大ハンコ展

2008-11-10 22:26:55 | アート
ナンシーさん、アートカテでよかったでしょうか?
思わず聞きたくなるけれど、
ナンシー関は(普段は呼び捨てなんで)
どこかで消しゴムを彫りながら
「けっ」と笑っていそう。

そうか。
亡くなったとき39歳だったのか。
若いなぁ。
あの日、友人二人と待ち合わせていて、
「ナンシー関が死んじゃったねぇ」としんみり言った時
二人からは「誰?それ?」という返事。
えええ!
「”週間朝日”や”週刊文春”にコラム書いてる人さ~。
 消しゴム版画の人でTVのこと書いてて」
一番メジャーどころであろう仕事を上げてみたが、
ご存知なかった・・・。
私が付き合いのある人の中では
ナンシー関を知らない人の方が少ないと思われるのに、
亡くなった当日そこに当たるか・・・。
追悼トークも出来やしなかった。

私がリリー・フランキーの名前を認識したのは、
ナンシー関とのクレアでの連載対談
”小さなスナック”だった。
(ナンシーとリリーの対談って、字面がすごいよ、なんか)
はじめにナンシーありき。
クレアではそれ以前の
大月隆寛(うさんくさい民俗学者)と連載対談の頃から読んでいた。
だって面白いんだもん。

時事ネタから芸能まで、
ぶった切るでもなく、しかしツボははずさず刺す
(読みながら、そうそうそう!と膝を打ちそうになってた)
悪口っぽくても、切って捨てるわけではない。
あの感じの文章を書く人は出てこないなぁ。
今時の辛口トークなんて、
ただの悪口(あっこう)の言い逃げだ。
版画の横のひとことがまた、辛口で面白くて、
好きな人が彫られてても笑ったもん。

消しゴムの原版?がガラスケースに沢山展示してあって、
顔がくっつく勢いで見ましたが、
裏返しなんだ、当然だけど。
だから誰か解らない人が結構いたね。
田中邦衛とタモリは沢山あった。
彫りやすかったのか、ネタにし易かったのか。
爆笑ものも多々ありましたが、
変なトラバとかきそうな危険ネタなので、
伏せます。

ジャイアント馬場は、
大きい消しゴムに彫ってありましたよ。
正しい。
タイガージェットシンもあってびっくりしてたら、
プロレス好きだったんだ、ナンシー関。

そして、お部屋を再現したスペースに
【警視K】のビデオが!!
勝新の、伝説の、達郎が主題歌歌っていた
あの【警視K】。
見た記憶はうっすらあるけど、
ビデオが出てたなんて!
ナンシー関が持っているなんて!
さすがだ。

会場のBGMに「この声は慶一さん?!」と思ったら、
ムーン・ライダース大好きだったとのこと。
招待されても自腹でチケット買っていたというのが、
ファンの王道だわ。

”彫られても好きな人”たちのコメントで、
(嫌がる人が多々だったらしい)
慶一さんがおじいちゃんになっていてびっくりして、
松尾貴史の酔っ払い顔にびっくりして、
びっくりのシメは菊地成孔さんがコメントしていたこと。
ひえぇ、うごく菊地さん!
2回見ちゃったが、カメラ目線は苦手なのね。
そして、
著作を全作網羅してるほどのナンシーファンとは。

コメントしていた人は全部知っている人で
(ああ、マニアと呼びたまえ)
みんなが
「あっちにいった時に、ナンシーに怒られるようなことはしないようにしてる」
そういう趣旨の発言をしていたので、
ナンシー関の前にナンシー関無し。
ナンシー関の後にナンシー関無し。
なのだなぁ、と強く感じた。
そして、みんなに愛されていたんだね。

グッズ買おうと思ったら、
あのかまわぬのうさぎ、ナンシー関だったのか!
それなら店で買うわ。
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粟津潔 展~思考する眼差し、絵画するイメージ 

2008-10-19 21:47:26 | アート
札幌宮の森美術館

鮮やかな色彩のアートポスターに魅かれてたどり着けば
米軍基地反対闘争のポスターに釘付け。
「海を返せ」
泥臭く力強い漁師の顔をさえぎる鉄条網。
1955年の作品。
海はまだ帰ってきていない。
ベトナム反戦・反核
アジテートのデザインとしては美しすぎるポスターたち。
思想とアートは離反しないのか(商業主義とも)

象形文字から漢字の起源を書き解いたもの。
一文字ずつ。
漢字のデザイン性の高さに改めて気がつく。

極彩色のポスターが壁一面にはられた壁は
目が痛いほどの鮮やかさ。
文学座。
なるほど芝居のポスターでありましたか。

『造形する、美術、デザインするということは、
 自由な精神の奥底に眠っているものを起こして、
 作品というモノつくりだす仕事である』

フライヤーにあった言葉に、うなりながら
順路の終わり辺りの
花札のシルクスクリーンがきれいでぐんと近づいて観る。
花札の図柄というのもアートでしたか。
いや、確かに美しい構図。
気がつくか、つかないか。
そういうことか。

~~~~~~

この美術館は結婚式場に併設されているので、
お客さんが待ち時間に観てました。
(正装のひとたち)
集中しているとこに、空気感の違う人がくると
なんか 面白い。

さらに、アーティストグッズコーナーに奈良さんが!
なのに、欲しい物がいっこもなくてがっかり。
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夜の森から帰りました~ジブリの絵職人 男鹿和雄展

2008-09-05 22:34:08 | アート
先週の日曜日に一度出かけたら、
ものすごーい人出だったので、
夜間開館中の金曜日に、
くたびれた身体をひきずりつつ。

結構混んでましたよ。

芸術の森美術館は本当に森の中で、
植物への影響も考えてだと思うけれど、
煌煌とした灯りはなく、
深く黒々とした木々の向こうに美術館。
そう。
夜の森は怖いものでしたね、そういえば。
トトロでなくても、なにかはいるよ。

男鹿和雄さんの作品は、
ジブリの前のものも
『ええっ!これを』というものが沢山。
個人的には”幻魔大戦”と”ガンバの冒険”にニヤリ。

森や里山や畑や空など
ジブリ好きだから見覚えがあるということではなく、
風にあおられる稲穂などが生き生きと迫る。
アニメの背景にこれだけの画力と生命力。
もちろん子供に向けてあるものだが、
大人も真剣に見ましょうや。

緑とひと言で言っても、
トトロの森の優しさと、
飼いならせないもののけの住む森。
紅花の咲く畑。
イングリッシュガーデンにも似た異国の庭。
すべて違うことを改めて感じる。

途中にこっそりトトロがいます。ふふふ。

図録を買おうと思っていたのに、
いつも思うけど、本当に印刷だと色味が違ってしまうんだよね。
小さくなっているぐらいは我慢するけど、
色が違うと、やっぱ、ねぇ。

作品の点数も多くて、
なんだかお腹一杯の時のような満足感でした。

夜の美術館てステキだわよ。
近美のフジタもそうでしたが。
それと、
こんなにステキな芸術のスポットを持っていることを、
誇りに思わなくちゃ、札幌市民。
キレイなものを見ることはココロの糧だから。
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布団を掛けて眠るのだ

2007-10-08 23:39:21 | アート
天気予報では一気に秋到来。
最低気温は10度まで下がるらしい。
布団かけないと。

昨日は旭川にお出かけ。
まず美術館で”ユトリロ展”を見る。
淋しくつらい人生を送った人だということを初めて知ったが、
アルコール依存症の治療に描き始めた画は、
いくらか彼を救ったのだろうか。
格子に閉じ込められて絵葉書を見ながら描いた画の数々は、
なんだか全部淋しかったよ。
ユトリロの画が認められることによって、
管理され描かされ続けた人生か・・・。

その後、旭川在住の友人の運転で美瑛へ。
セブンスターの木とケンとメリーの木を見る。
ただの畑が連なる風景なのだけれど、
すごーくキレイ。
開拓して畑を作って代々耕していた人々は、
美しい畑を、と思ったわけではなかろうに、
豆やらかぼちゃやら牧草やら、知っている作物ばかりだし。
でも、キレイなのさー。
あと、林蔵?という肥料として畑に漉きこむ背の低いひまわり。
(友達から教えてもらった。間宮・なのかは不明である、あはは)
観光バスやらタクシーやら沢山。

暮れ始めてから旭山動物園へ。
混んでた~。
さすが3連休。
オランウータンのモモちゃんは大きくなっていて、
弟ちゃんがちっちゃくてかわいかった~。
後ろで『ボルネオで野生のオランウータンを見たことがある』
と喋っている人がいてびっくり。
2年ぶりくらいに行ったのかな?
お土産品も食事できる場所も増えていて、そこがコミコミなのにもびっくり。
そして、『フラッシュは辞めて下さい』と
耳にタコが出来るくらい係員さんが言っているのに、
いやがった、非常識なヤツ。
オメーが目の前でフラッシュたかれたらどうよ?
客が増えるのはいいことばかりじゃないよね、当然。
ゲンちゃんがんばって。
(どさくさで応援してみる。副園長さんのファンなので、てへ)

今日は本を読んでたよ。
最近読んだ本。
「夜の公園」川上弘美は好きだなぁ。
角田光代は小説はあまり好みじゃないけれど、
対談集「酔って言いたい夜もある」を読んだら、
友達になれそうだった。意外。
絲山秋子「袋小路の男」は、
ものすごくイロイロな意味で切ない話でしたよ。

最近は「クウネル」「アルネ」のバックナンバーを、
図書館から借りて読んでいる。
高いんさ、買うにはね。
なにせ文字が沢山ある本のほうを選ぶ活字中毒者。
好きだけど、こういう雑誌ってスノッブだよなー。
そこにゃゲンナリする。
ま、いいけどさ。
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森山大道写真展

2007-06-23 22:59:24 | アート
散歩と古本屋をはさんで、美術館のハシゴ。

初めて行く美術館で、
プリントアウトした地図を持ってゆくも迷う。
でも、そのおかげで
住宅街に不似合いな古いアパートの窓辺に黒猫発見。
べっぴんさんでしたので、しばし見とれる。

美術館は結婚式場の中にあって(そっちがメインか?)
ロビーにコルビジェのソファーが贅沢にホワイト&ブラックで。
おしゃれ~。

森山大道の写真は、
ぐいっとこちらをひっぱってゆく。
モノクロに切り取られた風景は、
微塵も古さを感じさせず最近の作品と見分けがつかない。
場末の酒場の看板など、
アラーキーと同じようなものを写していても、
エロい感じがあんまりしない。
もちろん、いかがわしさはありあり。
都会の風景もドメスティック。
なんか懐かしい北海道の景色もあったなぁ。

映像に映し出されていた本人は
カッコイイおじさんてなカンジでしたが、
家庭に帰るのが年に一度って、やはり破天荒なのかね。
借りたデジカメではしゃぎ気味に撮影する姿より、
コンパクトカメラで瞬間的に景色を切り取っていく姿がステキ。

写真は断然モノクロが好きで、
橋口譲二・ハービー山口(この二人は写真集を何冊も持っている)・植田正治は
モノクロメインの写真家。
ブレッソン・イジス・ブラッサイ・メイプルソープ・ブルースウェーバー・ロベールドアノー・エリオットアーウィット。
そしてキャパ。
まさしくモノクロ好き。
アラーキーは”花シリーズ”のカラーのエロさったらありゃあしないし、
何をどう撮ってもアラーキーなんで良し。

でも、札幌では写真展はとっても少ない。
橋口さんの写真展をパルコでやってた頃は、バブルとかだったのかしら?
常設でギャラリーあったんだもん。パルコに。
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