「SP 革命篇」

久しぶりの映画館。
やっぱりスクリーンで観るのは楽しい。


尾形達警察内部と官僚と政治家達の革命とは何か。

国会内部へのテロリスト達の進入が易々と果たされるのは
全ての情報が筒抜けとはいえ、驚き。
鬼平に出てくる盗人じゃあるまいし。
そんなことで日本が甘々だなんて思わないが、
想定外のことに対応できないのがあらゆる場面での弱点なのは
現実とリンクする。

地雷のトラップがすげー嫌。

国会開催中の議場の占拠とそこでのTV中継。
尾形がぶつ演説が、なんというか
『そんなの革命じゃねぇだろう』
革命ではなく、個人的恨みではないのか？
大義はどこかね。

カリカチュアされた政治家達の姿は、さもありなん。
高みの見物の若手官僚どものエリート意識は浅はかだが
国民はバカだから導いてやらないと、
とか思っているヤツラは確実にいそう。

悪SPとの戦いのシーンがカッコイイです。
殺さないから後味悪くないし。
井上個人は公安の田中を半殺しにしたヤツとの戦いが見せ場。
形ではなくてケンカと同じ潰し合いなので、
地味に痛そう。

あと、議場内部に突入してからの笹本の射撃が、めちゃかっこいいです。
殺さないのよ、そうなのよ。


伊達と尾形の関係、生き残った総理
ちらばる伏線
暗躍する掃除屋。
（クリーナーというと、ジャン・レノを思い出す）
ラストシーン。

続くと考えるのか
ハリウッド映画のようにカタルシスを与える気がないと考えるか。
私は後者ですが。
物事はそんなに簡単に片付きはしない。
でも、続きがあったらそれはそれで楽しみですが。


お客さんが幅広くてびっくり。
TVの時はマニアしか見てない雰囲気だったのに。

あ、公安田中。
続編があったら彼はやばいことになりそう。