もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「深夜食堂」

2015-03-10 20:02:01 | 映画
2015.3.5


マンガはね、
定食屋でたまに読んでたけどいまいち好みの絵柄じやなかったので
ドラマはシーズン3から見始めて一瞬ではまりました。
だって監督も役者も好みど真ん中!


いつもの”めしや”に、少しだけ起きる波風。
マスターが包丁を握れない!?
でも、一度は食い逃げをしたみちるが腕のある料理人で
お詫びを兼ねて店を手伝うことに。
さらに、みちるが家なしのわけも聞かずに
店の2階に住まわせるマスター。

最初は元気のない人も
おいしいもの食べるとちょっぴりだけ元気が出る
そういう場所、仕事、いいよね。
深夜の出会いだから起こる勘違いの色恋
それもありだよ。

『鉄板ナポリタン、おいしそう~』
『城のプラモはいらん!』
『ジョーはお笑いが似合うぜ』
笑いの合間に織り込まれている
ネカフェで暮らすみちるの姿や震災の陰をまとった男。
”めしや”はユートピアなんかじゃない、
私の生きてる現実の続きなんだ。

もちろん
骨壺だって電車の中などに沢山置き捨てられているのも現実。
しかし、
骨ではなかった中身の喚起するドラマと真実の落差
それを供養してくれる暖かさ。

現実は悲しさに満たされているわけでもないのだね。
心しておかないとね。

お茶漬けシスターズは、わが身を振り返る材料といたします。
はい。


筒井くんと松岡監督、そして高岡早紀。
もしや「バタアシ」以来の顔ぶれ?
皆さんベテランになられましたこと。

多部ちゃんの可愛さと筒井くんの変わらなさにキュンとし、
田中裕子のすっとぼけ演技が重いのより断然好きだと感じ、
ジョーは再放送中の1部じや文豪崩れなのに、と思い
マスターや常連さんが知り合いみたいな気がして、
何よりもおいしそうな普通のご飯の数々に引き込まれる時間。

お腹にも心にもいい映画を観ました。
ま、ご飯は炊飯器で炊くけど。
コメント
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